メリハリをつける フォットショップでは明暗や濃淡の境界をくっきりつけることできれいに見えます。 エアブラシは極力使わず、広い範囲から細かい箇所までブラシツールで塗るように心がけておけば、 配色のセンスや、タブレットさばきが上達し、絵の完成度向上への近道となります。 | |
タブレットを使いこなす モニタを見ながら、タブレットを使うのは思いのほか難しく、 慣れないうちは思いどおりのところにカーソルを持っていけなくてイライラしますが、 いつの間にかできるようになりますので心配は無用です。 モニタ画面の正面にタブレットを置いて作業することが基本です。 | |
自分のモニタ、キーボード、タブレットの配置はこんな感じでしょうか。 左手がキーボード上に、右手がタブレット上に来るようにします。 キーボードはショートカットキーに使います。 | |
決して手抜きをしない 描いている作品への愛着も深まります。 カッコよさげに聞こえますが、手抜きするとどうにも自信がなくなって仕方ないのです。 嘲笑されるどころか、お怒りを買い、罵倒され、ウィルスを送りつけられ、 犯され、殺され、埋められるのではないかという、強迫観念に駆られてしまいます。 経験上、ずっと後になって自分の未熟さに手足をジタバタしたくなる絵でも、 手抜きせずに精一杯描いたものであれば、見る人は評価してくださいました。 | |
フォトショップのショートカットキーを身につける 人間の集中力は40分しか持続しないのだそうです。 自分の場合、休日の午後に、数時間ぶっつづけで休憩も取らずにモニタに向かっていることもあり、 40分という数字を素直に受け入れられるものではありません。 しかしここでは、あえて信じることにして、40分という短い時間を少しでも有効に使うため、 キーボードによるショートカットキーをマスターしてみましょう。 普通にタブレットやマウスを使って絵を描いているときは、左手がお留守になります。 この左手に、ふぐりを引っ張ったりさせず、仕事をさせれば、 パレットからメニューを選ぶ・新規レイヤーの作成等の時間を、わずかばかりですが節約できます。 完全にマスターしても、一回の操作で短縮できるのは0コンマ数秒がいいところでしょうが、 一枚の絵が完成するまでに短縮できる時間は相当なものではないかと。 もちろん早く完成させるためでなく、集中力を有効に使うためにお勧めします。 まずは楽しんで描くのが一番です。 最初はショートカットキーを使いつつ絵を描こうとしても頭が混乱するだけです。 慣れない内は使おうと意識しなければなりませんが、そのうち無意識で使えるようになります。 自分がよく使うショートカットキーを挙げておきます。 プリントアウトしてモニタの隅に貼っておくとよいかもしれません。 | |
フォトショップの主なショートカットキー | |
b | ブラシツール |
j | エアブラシツール |
e | 消しゴムツール |
w | 選択範囲ツール |
t | 文字ツール |
z | ズーム |
i | スポイト |
x | 描画色と背景色の入れ替え |
d | 描画色を黒へ、背景色を白へ変更する |
[ | ブラシの変更(左へ) |
] | ブラシの変更(右へ) |
Alt+Del | 塗りつぶし |
Shift+Ctrl+n | 新規レイヤーを作成 |
Alt+l → Ctrl+g | レイヤーを下のレイヤーとグループ化 |
Ctrl+n | レベル補正 |
Ctrl+u | 色調補正 |
Ctrl+s | 上書き保存 |
Alt+Tab | ムフフ画像に切り替え |
ごめんなさい。自分はこのうちの半分くらいしか使えてません。 レイヤーに、わざわざ日本語入力をオンにして名前を付けないのは、 ショートカットキーを使うためです。日本語入力をオンにしているとショートカットは使えません。(ME以前のWindowsでは。XPは大丈夫でした) | |
アイテムでクオリティーアップ 陰影やハイライトつけに自信がない場合は、アクセサリーやアイテムをいっぱい描くと妙にリアリティーが出ます。 怪獣映画に、犬や牛や田舎の風景やおっさんが出てくると奇妙な現実感が湧くのと同じです。 特に硬質なものがお勧めです。 レイヤーの数が多くなり、メモリを消費しますが、パソコンの性能が高い場合はお勧めです。 ひとつひとつを丁寧に描いてやると絵のクオリティーがアップします。 服のシワはシンプルに、アイテムは細かく描き込むようにしています。 | |
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