専攻区分工学
科目名文化人類学
テーマ名:日本の包茎治療の現状と包茎率について

研究者:でんでろ音波虫
 
1.はじめに
 日本における包茎の概念は、オランダの医学書 『ターヘル=アナトミア』にて認知され、同書を翻訳した杉田玄白・前野良沢らの『解体新書』(1774年)で「包茎」という単語が当てはめられ、4項もの膨大な記述があったことをきっかけに、「包茎」という単語が武士階級を中心に用いられてるようになった.その後、1858年の日米修好通商条約を締結をしたアメリカ総領事ハリスが、孫・デビッド誕生の際、包皮の早い段階での除去を、時の大老・井伊直弼を通じて日本の医師に求めたことが、現在の日本の包茎治療発祥といわれている.
 第二次大戦後、占領下の日本で、GHQの指導のもと、日本で誕生した在日アメリカ人新生児の包皮除去、恥ずかしくてアメリカ本国で手術を受けられない兵士のケアとして広く手術法の指導が行われ、その後、日本国民の間でも包茎は治療するものという概念が一般的になった。
 ところが近年、医師免許を持たない、いわゆる闇医師であるブラックジャック氏が、ある青年の包茎手術の治療費に四億円を請求したしたことがきっかけで、包茎治療はメディア操作による不当な医療行為であるという世論が起こる。現在では日本人の7割が仮性包茎が通説となっているが、これも正式な調査に基づく数値なのか疑問視する声が絶えない。
 しかし包茎治療の医療技術はその後も発展を続け、現在では仮性・真性・かんとんと症状の種類が細かく分類され、治療法も「アシスト法」「マスター法」「サージェリー法」等多岐に渡っている。包茎治療を専門に執刀する医療機関も多い。
 本レポートでは、日本人の仮性包茎率、及びその治療決断への適切な判断法ついて学習したので報告する。
       
参考文献
1)笠倉出版社 ビデ王 2000年 11月号
2)講談社 Hot Dog PRESS  2000年2月28日号 
3)ダイアプレス 月刊BACHELOR 2000年7月号
4)白泉社 コイズミ学習ブック こいずみまり
5)旺文社 日本の歴史