7/31(土)

昨日の金曜に、職場で呑みに行きました。

何でも課で抱えている大きな仕事が一区切り着いたそうです。

いつもテニスに来ているのとほぼ同じメンツです。O嬢も来てました。

いつもはおとなしいのに酔うとおかしくなる先輩や肉離れ先輩や

グリコ森永キツネさん(仮名)から適当にイジられてきたんですが、

ついに、O嬢の

前でウソカノ話をしてしまいました。


以前の呑み会に来ていたガイコツみたいな女性ゲストが

こないだの僕のウソカノ話を覚えていて蒸し返しやがったんですよ。

「馴れ初めとかどんなだったの?」

とか訊かれました。

こうなると後に退けないのが僕の性格ですから、

「なんとなくですよ、なんとなく! 同じ学校の後輩でして、
文化祭の実行委員をやって、文化祭当日に二人でまる一日駐車場係をやりまして、
それ以来なんとなーくね!」

なに!?なさそでありそなこの微妙なリアリティは!

僕の事を知っている人なら笑い転げそうなウソを、

信じてないならともかく、

「このどこからどう見ても日本を代表する超非モテに彼女がいるとは興味津々」

ってな感じで、O嬢を始めとする会のみなさんが信じていたのは涙が出そうになるくらいツラかった!

いいよもう・・・(涙)

切実にウソカノを作ろうかと思います。


7/27(火)

さっき、今年のお盆は帰るのかと、実家から電話がかかってきて、

実に半年ぶりくらいに親と会話したのですが、

お盆の話も終わるか終わらないかのうちの母親の一言。

「悪い女に引っかかってないでしょーね!?」

大きなお世話です!

ウチの母は、都会の女性は総じて悪女で、美人局かキャッチと勘違いしています。

真人間でも全身ブランド品で着飾って、海外旅行湯水のごとく使いまくっているんだそうです。

そうでないなら病気持ちとか。我が親ながらひでぇ・・・。

まったくもっていらぬ心配です。都会の女性は良い女性ばかりですよ。

そんな良い女にさえ引っかかってねーどころか、

ここ5年ほどは、女性と20分以上の会話はしていない事実に気が付き、

メス猫にさえ相手にされておらず、実家から持ってきて

最近ようやく観れるようになったムフフビデオが総じて駄作なありさまだよ!

もっと先に訊くことあるだろう!

病気してないかとか、仕事はどうだとか、お金は足りてるかとか、

家のローンが大変だから、仕送りしろと言われるほうがまだマシです。

悪い女でもいいから引っかかりたいものです。

短いですが、以上。


7/22(木)

今日から朝立商事は4連休です。

連休を利用して、同期2人と一緒にラーメン四天王の店のひとつ

あの高名な麺屋武蔵に行って来ました。

メンツは僕と、モーフィアス君と風俗王Tさん。

前々からモーフィアス君は麺屋武蔵に行きたがっており、

でも土日は相当混むため、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、

世間は平日、朝立商事は休日の今日に思い切って行ってみることにしました。

待ち合わせは新宿駅西口。

童貞のクセに新宿、特に歌舞伎町に行き慣れている僕は、さほど迷わなかったのですが、

新宿は初めてのモーフィアス君とTさんはやっぱり迷ってしまい、

電話でナビるのは大変でした。西口方面は僕も初めてだったのですが、

あそこはゴチャゴチャしすぎて待ち合わせに向いた場所じゃあない。

駅の広さを横浜駅と同じように考えていると翌日にはすべての内臓を売られて

コンクリート詰めにされて、東京湾に沈むことになります。

さてどうにか3人が揃ったのがちょうど正午。

西口から小滝橋通りを200mほど歩いてサンクスを曲がるとすぐにありました。麺屋武蔵。

麺屋武蔵

平日に来たのが幸いし、それほど混んでもいませんでした、

と思ったのですが、行列は店の中にできてました。

すべてがカウンター席で、それが20席ほど並んでいたのですが、

その席の後に、ずらーっと人が並んでいるんですよ。食べている人にはちょっとプレッシャーかも。

あと、店の中には絵巻物風な巌流島の決闘の絵や、昔の映画のポスターが貼ってありました。

『総天然色』なんて描いてある物々しいポスターです。

行列のできる店らしく、2人と離ればなれになって

席に着いたのですが、カウンター席だけあって隣の人との密着度が非常に高い。

食べる前から何となく暑くなってきました。

待つこと20分、出てきましたよ。麺屋武蔵のラーメン。

魚介の出汁が効いてて、太い麺との相性も良く、

スタンダードでありながら、大変食べごたえのあるラーメンでした。

心のどこかで期待していた虫は、この店では入ってなかったです。

日記としてそれじゃ面白くないなぁ・・・なんか上手いこと言わないと。

ええとですね、美味しいラーメンというのは味に立体感があるんですよ。

一口スープを飲むと、ああダシが効いててそれが何を使っているか大体判りますし、

麺も具も個々の味が際立っているんです。

一杯のラーメンを構成している要素がすべて規格外な印象でした。

今まで調和と思っていたのは単なる凡庸だと悟りましたね。

あたかも巌流島の決闘で、武蔵が長い櫂で戦ったかのように枠にはまらない。

そんな清潔感のある評論を考えているとは誰も思うまい、

熱いラーメンを食べたせいでそれほどの汗をだらだらとかき、

麺屋武蔵を後にした僕らは、これからの予定もないので

新宿探索に出かけました。童貞のクセに僕が一番新宿の地理に詳しくて

25歳の大学院卒の同期を案内するって人間としてどうよ?

まず2人が『笑っていいとも』で有名なスタジオアルタを見たがったので、

連れて行ってみることにしました。

いつもはアルタの外から見ているだけなのですが、

今日は時間もあるし思い切って中に入ってみることにしました。

ですが、なんというか手狭な女性用のショッピングモールみたいな感じです。

まあ男3人で入れる場所じゃない。少なくとも5階ぐらいまでは。

さて、僕にはweb日記書きとして前々から、一度は行きたかった場所があります。

それは、アルタ8階の『天使のすみか』

7階のスタジオアルタより、むしろこっちに行ってみたかった。

ある意味世界の中心である『いいとも』のスタジオの、

さらに上の階に君臨する超とんでもスポットらしいです。

いわゆる超リアルな人形が売ってある館らしいです。僕だって詳しいことは知りません。

「超リアルな人形が置いてあるお店だって!怪しかったらすぐに出ればいいじゃん!」

すごーく警戒する2人を、こんな時だけ歌舞伎町で風俗に連れ込もうとする

ポン引きみたいな巧みな話術で上手く丸め込み、エレベーターで8階に向かいました。

出入り口はエレベーターだけです。

「はじめに言っとくけど、スゴイらしいから、何を見ても平常心な!平常心」

そういう僕だって大手サイトの日記の中でしか知りません。

そして8階に到着するエレベーター。

降りた途端に僕ら3人は硬直しましたよ。いや、降りるのをためらった。

そこはいいともの喧噪も、歌舞伎町のいかがわしさも、まったく無縁な妖精が住む世界でした。

麺屋武蔵で武骨で熱いラーメンを食べてきて、今や中国武将みたいなモーフィアス君や

酒に溺れおっぱいを吸いまくっているTさんが良い所じゃありません。

この『天使のすみか』、スーパードルフィー という大変精巧な、

マニアの人に言わせると本物の女性よりいいという、

美少女の人形を扱っているその道では有名なお店なのです。

本物の女性よりいいというほどの高貴なシロモノなら、

超ちからみず推奨委員童貞代表の僕でも来ていいところでもありません。

ヲタの一点突破で何とかなると思ったのですが。

エレベーターの前で、自慰行先行けTさん先行けモーフィアス君先行けの譲り合いですよ。

さんざん繰り返していた平常心なんて粉々に打ち砕かれました。

店は意外と手狭なので、譲り合っていたら迷惑この上ありません。

ここは言い出しっぺの僕が先陣を切って中の探索に乗り出しました。

人形のピュアな眼差しが好奇心だけで来た僕には酷く痛くて痛くて・・・。

あまりにリアルすぎて、まるで外人の子役みたいで、逆にチンコとか勃たないよ!

平日の昼間なので店は割と静かで、というか混むときはどんな異次元か想像もつきませんが、

店員の男性と女性客が話し込んでいて、見かけは普通ぽい女性の客もいました。

何というか東京タワーのろう人形館みたいなところを想像してたんですよ。

本物はそれとかけ離れており、人形の大きさは1メートルはない程度。

でもさ、オプションが凄くて、妖精っぽいジオラマとか人形用の下着とかあるよ?

リカちゃん人形もここまで進化しましたよ。

もういろいろな意味で別世界。やはり男3人で来て良い店じゃありません。

白河の清き流れに魚住まず。俗世に汚れきったボラのような魚こと僕らは

店内を一周してだけで耐えきれずとんずらしました。

8階にいたのは、もしかしたら1分にも満たなかったかもしれません。

アルタを出た僕らは「すごい世界をのぞいた」としか言えませんでした。

その後は、コマ劇場広場のとなりのゲーセンで6時までビリヤードをし、

焼き肉を食べて帰りました。

月曜に、

「なんであんな場所知ってるの?どうして行こうと思ったの?」

と同期どもから訊かれたらなんと言い訳しよう?