1/31(金)



書くことがないので、ごく短いのをいくつか。

最近は部活に復帰。

精霊と遭遇するという衝撃的な夏休みの合宿以降は、学位試験等の理由で参加してなかったが、

体力もつけておきたいし、22歳はオッサンとか言われたくないし、頑張ってますよ。

ある日のランニングコースの途中、

(有)○○組

といういかにも堅気でないヒトたちの組事務所っぽい家があった。

近くに停車している車もそれっぽい外車ばかりだが、

その家が子供110番の家に指定されていて、それにショックを受ける。

昔は火消し代云々とかでタカっていた組事務所も、最近は地域と助け合わないと生き残っていけない時代になったということか。

指定される理由はもちろん想像がつく。そこが公園に一番近い家だから。

万に一つもないが、仮にその組が普通に堅い建設会社の事務所だったとしても、

雰囲気は子供じゃなくても絶対近寄りたくないものだった。



なーんて書いている午後9時、家の電話に電話がかかってきた。

なんでも若い女性からだそうな!

「明日は雪が降るーー!!」

とうるさい弟を叱りつけ、

一抹の期待と99%の恐怖を抱えつつ、電話に出るとホントに若い女性からの電話。

初対面なのに馴れ馴れしい口調で

「でんでろくんにハガキ来た?」



またか!

2001年の10月9日にかかってきた電話のパターンと酷似してる。

なんでも赤いハガキを送ったそうで、他に送った人からは

「届いた!届いた!」という反響が大きいらしいが、そんなハガキは当然来ていない。

「2通来たという人もいるから、その人に重複して届いて、
でんでろくんは届いていないのかもしれないね」

・・・普通、住所は確認はしてハガキは送ると思うが・・・・?


用件もなんだかちっとも要領を得ない。

地元の繁華街に、古着屋さんやCDショップがいっぱいあり、

NECとかダンロップとかテナントが入っていて、

学生や内定が決まった大学生や仕事帰りのサラリーマンが若者が集まって

楽しく情報交換だのイベントをするだのパンフレットを見るだの他にも人はいっぱい来るだの

テレビでCMやっていたときは反響も大きく、九州ウォーカーなどの雑誌に広告も出して、

要するに何の集まりなの?

どこかの駅に来て欲しいらしい。

とにかくこの相手の女性、しゃべるしゃべる!

解放されるまでの30分、どうでもいいことをしゃべりまくられて困った。

向こうが知っているのはどうやら電話番号だけらしい。

ハガキを送ったなら、住所も知っているはずでは?

複数の人数にかけているにしても電話番号と住所が載ってるアドレス帳くらい手元にあるだろう。

だが相手が知っているこっちの情報は

・本名
・自宅の電話番号
・若い男

ぐらいのようだ。どういう経緯でこれらの情報を手に入れたかが気になるが、

肝心なときにNOと答えておけばいい、とうっかり学校から、住んでいる地域、就職先まで本当のことをペラペラ言っていたら

母が「教えるな教えるな!」

とうるさいから、途中でウソに切り替える。

「さわやかだね」だの「話しやすい」

すごくほめてくれて、なんだかウソをついているのが悪い気になってきた。

女性と話すのが大の苦手なうえに、相手がいかに怪しくてもなかなか突っけんどんな態度がとれないこの性格。

しかも、罪悪感と恐怖に押しつぶされそうになりながら、本当のことの中に少しだけウソを混ぜるという曲芸をやっていたものだから、

ガチガチに緊張して受話器を握っていた腕が後でつりそうになった。

部活は野球部に所属していて、週末は部活(ウソ)

髪型は坊主ではないが短髪(ホント)

今話している内容のメモを取っている(ウソ)

クルマを乗り回していて趣味はドライブ(半分ウソ)

週末は土日とも部活で忙しい(ウソ)からと言ったら、

「部活が終わるのは何時頃?」

何が何でも来て欲しいらしい。

夕方6時くらいだと答えたら、2月2日の日曜日、夜の9時ぐらいに繁華街の最寄り駅で待ち合わせることになってしまった。

どこの世界に夜の9時から顔も知らない相手と参加する健全なイベントがあるだろうか?

自分の容姿は白い無地のトレーナーにジーンズの短髪で身長は175pの男だとか答えておいた。

行かないけどね。

誰か白い無地のトレーナーにジーンズの短髪で身長は175pの若い人が駅にいますように。

「でんでろくんって話しやすいから前の人の倍の時間話しちゃった〜♪」
「絶対ぜったーい来てね!来てくれないと私、寒い中待ってなくちゃいけないし、後の予定が進まないから」


等のどんなに前向きに解釈しても、うさんくささが拭えない言動がいくつもあって、

半信半疑であったが、この一言で確信した。


「当日はでんでろくんに私が専属でついて二人きりだから」


絶対行きません!



「そういえば私、でんでろくんに名前名乗ったっけ?」

と最後に名乗った相手の名前は村○リサ。

日曜日の9時に「来ます」と答えておいたら本気で嬉しそうだった。

若いスケベのカモが引っかかったのを喜んでいたのか、健全な集まりの参加者が増えて純粋に喜んでいたのか、もう定かではない。

人を見る目、じゃなくて人を聞く耳がないのかな?でも現実はそうそう白黒分かりやすいものではない。

本当だったら最初からきっぱり断るべきだったのだろう。

いいわけをさせてもらうなら、相手が用件をハッキリさせなかったのが悪いんだし。

美人局か、宗教の勧誘かしらないが、本気で気味が悪い。

2人でパンフレットを見るとか言っていたから、おそらく何か売りつけられるんだろう。

携帯の番号を訊かれたので、ウソを教えました。持っていれば便利だし、持つ・持たないに信念も何もないが、

この時ばかりはハタ迷惑な機械だと思った。行動が管理されるんだもん。



「後でワンコールしてしていい?」

とか言われて冷や汗をかいた。この電話の際中にはかけないでくれと内心祈ったところ、なんとかセーフ。

「日曜日にモーニングコールしてもいい?」

とも訊かれた。するがいいさ、デタラメの番号に。

電話が終わるまでの30分が長かったこと!ただでさえ電話で人と話すのは苦手なのに



きっと日曜日に自宅の電話に再度かかってくる。絶対に繋がないでくれと母に頼んだ。

出かけないけど出かけているということにしておいてくれと。

最後に多いに憤慨していた母の


「若い女からあんたに電話かかってきたときはロクな用件じゃない!」


という言葉に本気で泣きたくなりました。

それにしても俺、こんなんで来年から都会人として生きてゆけるのかな〜・・・


1/30(木)



早いもので一月もそろそろ終わりが近づいてきた。

2月には、非モテにとって呪われた日、セイント・バレンタインデーが待ち受けている。


昨年もらったチョコは、母親から

「3個買ってきたから兄弟3人で好きな一個選びなさい」

の一個のみというでんでろとしては、

今年の結果はもう見えている。早いところコールドスリープ装置に入って眠りにつきたいところだが、

毎年毎年逃げるのではなく、こう何か楽しく過ごす方法はないだろうか?



例えばこんなエピソード。

それは昔の友人に聞いた話。当然その友人とは男。彼は、

いかにもモテなさそうな人の机の中に入れておく

という遊びをやったことがあるそうだ。

その年のバレンタインは月曜日。

週末の休みのうちに、近所のマルキョウに板チョコを買いに行き、

(板チョコをチョイスしたのがナイスだと思う。本格的なラッピングだったら相手を浮かれさすだけだし)

その非モテくんの机の中に安ーい板チョコを安っぽい袋のまま、入れておいたそうだ。

もらった方はそりゃあ、生まれて初めての経験に混乱しますよ。

ターゲットの非モテくんも相当勘が良かったようで、最初にドッキリかを疑い、

実行犯の友人は、真っ先に疑われたそうだが、

「今忙しいんだよ!何寝ぼけたこと言ってんだ!?」

等のナイス演技で最後までシラを切り通したそうだ。突き放す当たりがまたまたナイス。

チョコをくれたのが男性とも知らず、実は学校の生徒副会長でもあった非モテくんは心底困って

生徒会の後輩などに相談したりしたそうだ。

彼は、クラスの女子にコナかけたり、ストーカー行為をやったりの能動的非モテとして密かに有名だったので、

結構な数の仕掛け人がいたらしい。

それにしても何でドッキリだとばらさず、シラを切り通したのかって?


1年で終わらさず毎年やるからなんだって!


このターゲットくんはその後も自分の机にチョコを入れたのがまさか男とは思ってもいないことを期待。

今年はどうしてるか知りたいなぁ。




1/29(水)



(1月30日に書いた日記です)

1月29日、この日で私でんでろ音波虫は22歳の誕生日迎えました!

友人一同から22歳を祝して盛大なパーティーを開いてもらったぜ!!

去年の誕生日以来、誕生日はどんな陵辱を受けてもガマンしなければいけないという

パターンで今年も来るだろうと思いきや、どういうワケか至れりつくせりだった。

なんだかヘンだ

この日は朝から普通に登校。

夕方から、前祝いに4時間カラオケに繰り出して料金はおごってもらう。

このあとは学校近くに部屋を借りている友人宅にお邪魔してすき焼きパーティですよ!

すき焼きスキスキ!!

材料は近くのスーパーに買い出しに行ったのだが、ここでも料金はださなくていいとのこと。

ますますヘンだ

6畳でこたつ付きの部屋に大の男8人で鍋を囲むという、ちょっと定員オーバーな

宴会になったが、すき焼きは美味しかったし、ビールも飲んだしサイコーだね!

「手伝おうか?」と申し出ても

「主役なんだから、いいから座っとけ」

絶対ヘンだ

本当に誕生パーティーみたいだ。友人Bいわく、

「ショートだけどケーキも買った」

わかった!!

これがショートケーキなんかじゃなく、実はシュークリームで22本のローソクを立てて、

ろうのデコレーションをしたのを喰わせるつもりなんだ!

ところが袋を開けてみると、中身はいたって美味しい普通のショコラ。

絶対ヘン!

この連中、去年は誕生祝いに人を歩くポルノにしてくれた曲者たち、

今年はケーキにバイアグラを仕込むぐらいやりかねないんですよ!

すき焼きが終わったあとは本格的な酒宴に入る。

ここで浴びるように飲まされるのかと思ったが、別にそんなこともない。

人質にしたいならクロロフォルムなんか使わなくても料理用のみりんで十分なでんでろさんは

ビールだけで、既に前後不覚になりかけていたが、

最後のシメにムフビデ上映会!これは眠っている場合じゃない!!

モテ系、非モテ入り乱れての熱い論議に発展するなど、実に充実した時間を過ごす。

「道具を使うなんて邪道!何やってんだ男優!!」
「道具には道具の良さがあるんだ!」
「道具を手足も同じに使うのは、大変な技術があることの証明だ!でもさー・・」

だの

「うわっ!痛そー!!モノにガムテープ巻きつけた!」
「なに?この女優!」
「早送り!早送り!!」

こんな具合で宴会は午前4時まで続き、このまま本当に何もなく終わりそうだな〜と半分眠っていたら、

顔に筆ペンで落書きしようとしやがってた!!

冷たいのですぐに気が付いたが、ちょっとだけ描かれちまった!ちくしょー!

この後は朝5時くらいでみんなが果てて、それぞれ眠りにつきました。

その後、少し眠って9時過ぎに学校に何事もなかったように登校。

とまあ、そんなこんなで狂おしい誕生日は過ぎ、22歳になりました。

すこしお兄さんになったでんでろをこれからもよろしくね♪


1/28(火)



今日の夕食はなんと!

ズワイガニ

の缶づめとうどんだった。



相も変わらず卒論が全然進みませーん!

同じ研究室の2つ下で、共同研究者である後輩のIくん、

彼は先週から五日間ほど学校を休み、悪性の鼻炎の治療のついでに

改造手術を受けて、2重跳びが10回もできるほどの驚異の運動能力と、

2の2乗が4であることを理解できるほどの天才能力を手に入れたはいいけれども、

それと引き替えに一日中鼻血が出っぱなしで、終始鼻にティッシュを当てているという身体になってしまった。

最初は「四六時中エロいことばっかり考えているの?」

とばかりに軽く考えていたが、退院後、一週間以上続くとさすがに心配になってきた。

このままではIくんは鼻血の出過ぎで失血死してしまう!

最近はなんだか鼻血が茶色くなってきた。一体なんのエキスが溶けだしてるんだー!?

ここはひとつ、彼のエロ妄想を食い止め、有り余る若いエネルギーを萎えさせるために、

研究室の最年長としてためになる話を聴かせてあげよう!




むか〜しむかし、あるところに切っても切ってもすぐに髪が伸びる女がおったそうな。

その女の伸びるの早いことと言ったら、宵の口に肩までだった髪が、

一晩でK点超えの原田選手もビックリの伸びを見せるそうな。

むかしから長い黒髪は美しいとされておったから、その女は村の名物として評判も良かったが、

自分の髪の毛の重さで首が折れそうになるわ、

近所の子供たちが頼みもしないのに中途半端な場所で三つ編みをするわ、

いつの間にかみんなが畑を耕すのを止めて、かつらの店にジョブチェンジするわ、

おすぎとピー子には「あら、枝毛。やーね」と言われるわ

挙げ句の果ては、村の運動会で綱引きをするから髪をくれ、と言われるわで、

気に病むようになって、その女は尼になってしまったそうな。

それからというもの、その髪の長い女のことは次第に忘れられていったが、

ある日、村で一番深い井戸に水汲みに来た童が落ちてしまったそうな。

助けようにも、井戸の底まで届くような長い綱は村にはなかったそうな。

村人が困り果てていると、そこに、今は尼になった髪の伸びるのが早い女が現れたそうな。

女が

「フリーダイヤル009696!!」

と唱えると、ツルツルだった頭から、あっという間に井戸の底に届くほどの長さに髪が伸び、

井戸に落ちた童はそれをつたって助け出されたそうな。

それからも女は尼としてひっそりと生きたそうだが、

そのとき助け出された童は、のちの『芸術自然』という会社を興し、

でんでろの父に、単なるヅラを100万円で売りつけ、

その一家でアデランス・育毛剤・かつら等の言葉を呪いの言葉としてしまうなどして、

その後も会社は大躍進だそうな。



おしまい。


1/27(月)



ウルトラの父がいる〜♪

ウルトラの母がいる〜♪

そ〜してタロウがムショにいる〜♪

朝から降る雨は夜更け過ぎに雪へと変わりそうな

長崎県地方で一番の変態であろうでんでろです、こんばんわ

私がノートパソコンを貸してあげた後輩の女の子の

雰囲気がなんだかよそよそしいのは気のせいでしょうか。

きっと気のせいです。ええ絶対間違いなく。


こうやってたまに日記を書いているわけですが、

飽きもせず1年以上書いているのかと言うと、

それは読んでくれる人を楽しんでもらいたいと思うからです。

なんだか大層立派な人のように聞こえますが、決してそうではなく、

まず自分が面白がっていて、それでなおかつ見てくれる人が楽しければそれが一番と思っています。

まず自分が面白いOK。ではそれ以外で何か報いがあるのかといえば、答えは微妙で、

形に残る物としてはコンテンツ以外何も無いというのが真実です。

(ネット以外の人間関係に発展するというのは、個人サイト運営の意義とは少し違うと思っています)

自分の中に何かの「力」として残るとも考えられますが、ネット以外では直接の役には立たないでしょう。

強いて挙げるなら反応が返ってくることでしょうか。

やはり個人サイトを運営することの意義は、ネット以外では容易に出会えない人に自分発の何かを見てもらうことであり、

最終的にはそれに行き着くと思います。


私の場合は、自分のサイトに広告も貼ってませんし、どんなに頑張ってもお金なんてもらえませんから、

見に来てくださる人の反応だけを糧に更新を続けているのが現状です。

糧をくださるからには読んでくれる人に、より面白い物を見せたい。

メールであれ、掲示板であれ、直接逢って面白かったと言ってもらえるのであれ、


1人の人から面白がってもらえたなら1塁打
2人なら2塁打
3人なら3塁打、と呼んでいます。

4人から感想いただけたなら、それはホームランで、もう天にも昇るほどのうれしさですよ。


でも日本が誇る1番打者、イチロー選手でも打率は3割強、

10回打席に立って塁に出れるのは3〜4回ということです。

イチローだって10回打席に立てば10回打つことを目指してものすごい努力をしているでしょうが、

それは4割弱しか報われていないと言うことが分かります。

あとの6割は悔しい思いをしているのでしょう。

私の言う個人サイトの打率とは、実はそれと似たようなもので、

自分で面白いと思って書いた事に対して、何の反応も無い場合が圧倒的に多く、

そんな時はついつい自分の力不足を棚に上げ、見てくれる人に八つ当たりしたくなるときもあります。

例えば

火曜日のサザエさんが終わった時期をなんで誰も教えてくれないんですか!(泣)

とか。


個人サイトの運営者はウサギのようなもので、

寂しいからといって死んでしまうことはないですが、

ふて寝してしまう弱い生き物なので大切に扱ってやってください。


今日の日記は別に何かの恨み言というワケではないですよ(^^;

ちなみにこういう泣き事を書くのはデッドボール、毎日更新してスゴイなんて言われるのはフォアボールです。


1/26(日)



あなたは奇跡の存在を信じますか?

奇跡という言葉が大仰なら、第六感や悪運というものを信じますか?

奇跡とはあまのじゃくなもので、信じておらず期待もしていない人間の前に訪れる

そう思えてしまうささやかな出来事があった。

卒業論文が遅々として進まぬ一昨日の金曜日。

研究室でノート型PCに向かって頭を抱えていた。

〆切間際の漫画家がちょいと気分転換に部屋を片づけるような気持ちで

何の気無しにCドライブのフォルダを開いた。そう、ただ開いただけなのだ。

そうしてびっくりした。

誰だ!?俺のノートに


1.8ギガもエロ動画をため込んだヤツは!!


今までに拝借した研究室の誰もが、心当たりはないという。

神に誓ってもいいが、こんなことをしたのは自分ではない。

とすると非モテ日本代表である俺を哀れに思って、神が授けてくださったのか?

と思いつつも大体365日のうち、357日は夢遊病にかかっているでんでろさん、

ネットから集めたはいいが、アセトンを吸い込んだせいで記憶が飛んでいる可能性もある。

ところが、この膨大なエロ動画を前にして妙な気分になった。

家に持ち帰り、こそっと観て楽しむと思いきや、

どうしても削除しなくてはならないという衝動に駆られた。

このときの気持ちを、心理学的に説明できる人間がいるだろうか?

冷静になっている今でも、その時の自分にわき起こってきた衝動を説明するのは不可能だ。

頭が「ど」がつく変態でしかも日本代表なのに、なぜその時だけ修道僧のような気持ちになったのだろう?

とにかくその衝動に従って削除した。

shift+Deleteキーでごみ箱にも一切残さず。

一通り削除する前に目を通したぐらいで、未練など一切無かった。

削除する前も削除したあとも自分は至って冷静であった。

この時の信じられない自分の精神状態が、奇跡かと問われればこれも少し違う。

その日はノートを研究室に置いて帰宅した。



明けて次の日、すなわち昨日になって、久しぶりの休みは家でいろいろとコソコソやっていた。

夕飯が待ち遠しい夜の7時頃、携帯に電話が来た。

画面には知らない番号。

出てみると、なんと若い女性の声!

俺の携帯に女性から電話がかかってくるのは三千年に一度あるかないかである!

と大げさにしつつも、女性から電話もらったのはいつ以来だろ?と記憶をたどってみると

本気で思い出せない(もしかしたらゼロ?)自分が悲しくなった。

とにもかくにも電話に出たのである。

電話してきたのは、同じ研究室の後輩の女の子だった。

いったい何の用だろ?

きっと何かの罰ゲームで、でんでろに電話することがそうなんだ・・・・という被害妄想も沸き上がる。

普通の男なら「もしやケータイで告ってきた!?」と思うところだが、

自分の場合、まず先立つのは被害妄想ですよ。

彼女の用件はそういう色っぽい話とは全く関係なかったのだが、彼女の言葉には驚愕した。


「でんでろさんのノートパソコン貸してもらえませんか?」


なんでも彼女は、日曜日に所用で学校に来れないため、俺のノートを持ち帰って家で論文を書きたいとのこと。

まさに前日、1.8ギガに及ぶエロ動画をハードから削除したばかりのノートですよ。

残滓もなく削除しておいて良かった!

好奇心旺盛な若い女の子のこと、論文を書くことに飽きたら、

いつもクールカッコイイでんでろさんのPCをいろいろとガサ入れするに違いない。

そうなれば、ギガ単位のエロ動画が入ったフォルダなどすぐに発見されてしまっていただろう。

そうなれば噂になるだろう。

『でんでろさんは自分のノートパソコンに尋常じゃないほどのエロ動画を溜め込んでいる』

と学校中の言いふらされるに違いない。人の口に戸は立てられない。それが女性ならばなおさらである。

ナースがあった。体操服もあった。洋ピンもあった。裏モノもあった。

あの人、そろそろ22なのに彼女もいないのよね。できるわけないじゃない、変態なんだし。

月曜からは、学校中の女子から軽蔑され、殴られ、蹴られ、

乳首を洗濯バサミでつねられ、肥びしゃくで硫酸をかけられ、

背中で薪を燃やされ、傷口に塩を擦り込まれ、泥舟に乗せられて沈められ、

ゴールデンボーイの余り皮を瞬間接着剤で固定されるに違いない。

それくらいで済むならまだマシなほう。

噂って尾ひれがつくものじゃないですか。

でんでろさんのノートPCにはスカ○ロの動画が入っていた → でんでろさんはスカ○ロを観る →
でんでろさんはスカ○ロの趣味がある → スカ○ロとはウ○コを食べること → 

でんでろさんはウ○コを食べる


なんて噂された日にゃ死んでも死にきれねぇですよ!!

これぞ間一髪!!

あの時の動画を削除したい衝動は、天の声に違いない。

いやマジで!

去年の四月に浅草寺で引いたおみくじに凶をつかませられて以来、神の存在は信じてなかった。

だが、その電話が終わったときには確信していた。神はいて奇跡は起こる、と。

そして感謝したい。いつでも自分の近くにいて見守っていることに。


1/24(金)



こんばんわ。1月24日金曜日23:00のウソニュースの時間です。

昨年12月に、北極で発見された約1万年前の氷の中に

ほぼ完全な形で閉じこめられていた古代人の蘇生についに成功しました。

蘇生を試みた東京医科大学・生命工学研究室からの情報によりますと、

古代人の健康状態はきわめて良好で、蘇生2日目には2本足で立って歩いていたとのことです。

また、言語中枢もすでに回復しているとのことで、古代人は1万年前に氷に閉じこめられた経緯についても、


「我こそは太古の科学力によって造られた人造人間であり、世界に破滅をもたらす恐怖の大王である。
9が3つ並ぶ年の7月が近づくその時まで冷凍睡眠に入るようプログラムされていた」


と流暢な日本語で明言しており、現代人と変わらない高い知能を有していると見られます。

これからの身の振りについて、蘇生して間もない頃は、


「日本政府と会談の席を設けて欲しい、もう世界の破滅まで半年しかない」


と主張していましたが、

テレビで皇太子ご夫妻と愛子様の特別報道番組を鑑賞して以来、何かに気付いたらしく、


「ちょっとした誤差だ、これからは『サンデープロジェクト』のコメンテーターとして静かな老後を迎えたい」


とのことです。


なお突然の古代人復活は、日本各地で波紋を呼んでおり、

石器を模したものを土に埋めて掘り返す、いわゆるゴッドハンドブームや

竪穴式住居ブームや、高床式倉庫ブーム、貝塚ブームが巻き起こっているほか、

12年前にカニ漁船に乗って漁に出かけたまま行方不明者になった

北海道の元会社員に酷似しているとの情報が寄せられており、

北海道警察本部は事実関係の確認作業を東京医科大に求めています。

以上、ニュースデスクの山野がお伝えしました。


1/23(木)



昨日の夕方、帰りの電車の中で異様な光景にでくわした。

その電車の座席は乗った駅からほぼ満席だったので、立っていた。

まだ若いんだから立ってないと。

近くの席に座っていた若い女性ふたりにふと目をやる。

年齢は、若いということ以外はよくわからないが、オシャレ系の女性ですよ。

そのふたりが、なにやら漫画の単行本を読んでいる。

どうやら少年ジャンプ系列のコミックスらしい。

男女雇用機会均等法で、力士からマグロ漁船、オカマバーまでいろいろな職場で女性が活躍しているし、

「少年」と銘打ってあろうが若い女性でもジャンプは読みますよ。

異様だったのはそこではなくて、もっと別の所にある。


ここでちょっと読者のみなさまに質問。若い女性の間で


漫☆画太郎先生『まんゆうき』を読むのは流行っているの?


女性が読むジャンプ漫画ってよくは知らないけど普通なら『ヒカルの碁』とか

『テニスの王子様』なんかの美形の男がでてくる漫画でしょ?

それがなぜに漫☆画太郎?



そのふたりの女性は、細部までリアルに描き込まれ、宙を飛び交うトグロう○ことかを見て笑ってるの。

時代も変わったものだ。

私の小学生時代など、ちょっとでも下品なトークなどしようものなら

クラスの学級委員的女子から烈火のごときひんしゅくを買っていたのに。

さらにはドグロう○こどころか、男性の全裸にも全く平気な様子。

ただでさえ、男の裸ってグロテスクでしょ?よっぽど鍛え上げていない限りは。

漫☆画太郎先生の作品に出てくる男性器は

ゴールデンボーイとかそういう遠回しな言い方はまるで似合わない


『ち○ぼ』って感じじゃないですか


そのふたりの女性と来たら、まるで恥ずかしがる様子もなく

「面白くて(ち○ぼぶら下がりまくりの)ページをめくる手が止まらないの♪」

という感じである。



乗車率こそ高いものの、会社帰りのサラリーマンや、部活帰りの学生が放つ疲労感が色濃く漂い、

ひっそりとした電車の中で時折響く女性ふたりのクスクスという笑い声を異様だと感じるのは

漫☆画太郎だということを知っている故であろうか?

一冊を瞬く間に読み終わり、ヒョウ柄の手提げ袋に納めたかと思ったら、

『まんゆうき』のさらにつづきの巻を取り出した。

集めているんかい!?

気まぐれで1、2冊買ったというなら、まあギリギリ理解可能ですよ。

でも集めているとなるともうこれは、もう純粋に漫☆画太郎に心酔しているとしか言いようがないでしょう?



もしかしたら若い女性の間での静かなブームというものかもしれない。

最新流行の発信基地として若い女性に絶大な支持を受けている当サイトとしては

このブームの徴候を見極めてしっかり押さえておく必要がある。

というわけで2003年に大ブレイクし、流行の最先端を突っ走るのは『まんゆうき』!

世の中の若い男性諸君、

自分の部屋に若い女性が来るときは『まんゆうき』を全巻揃えておくことをお勧めします。

合コンに行くなら漫☆画太郎について簡略に私見を述べられるようになっておくことをお勧めします。

尊敬する人は?と訊かれたら漫☆画太郎と答えておけば女社長にうまく取り入ることができます。

出かけるときは財布の中にはヘビの抜け殻よりもお守りよりも常に『まんゆうき』。

モテモテになりたいなら漫☆画太郎を読むことをお勧めします。


1/21(火)



友人がDVD−Rに焼いて貸してくれた『鳥人戦隊ジェットマン』

全51話を今日、ようやく全部見終わる。

最後の16話はついに学校で一気に観るというとんでもないダメ学生ぶりですよ。

最初は2人で観ていたが、最後が近づくにつれてなぜかギャラリーが増えていく。

ジェットマンは鳥がコンセプトにある戦隊で、


暑苦しいほど熱血漢のレッド
キザでワルで女たらしで他のメンバーとうまくやってけないブラック
眼鏡デブで力持ちで大食いで農業が本業という典型的すぎるイエロー
敵味方を問わず金的攻撃を連発するブルー(女)
良家のお嬢様にも関わらず怒ったらスケ番のような江戸弁のような言葉遣いになるホワイト



という変身前の個性が強すぎるとんでもない戦隊だったが、

なかなかどうして生み出されるドラマがいいんですよ!

戦隊内で男女が惹かれあったりでレッドとホワイトとブラックが三角関係という

幼稚園児がマセそうな濃厚な設定もあった。

さらには敵の女幹部が昔、レッドの恋人だったとか、その女幹部にロボット幹部が横恋慕とか、

至る所にラブの要素がつまったすごくトレンディーで月曜9時な戦隊である。

そんなことするから日本全国幼稚園の旅にてのぼせたガキが増えるんじゃー!と思いつつ

話が進んで感情移入してしまうと、そのわかりやすい恋愛模様が逆に面白い。

レッドと女幹部がキスまでしてるし。キャー!!


最終回は平和が戻った3年後、レッドとホワイトの結婚式に急いでいたブラックが

引ったくりの現場に出くわし、懲らしめようとしたブラックがその引ったくりに刺されて死亡(?)

という壮絶なラストである。これに他のメンバーは「疲れてるんだろ」と気付かないまま

過去の思い出のハイライトにエンディングテーマを被せて感動のラストですよ。

『太陽に吠えろ』に通ずるものがあるが、最も多い視聴者であろう幼稚園児にはトラウマ残すと思うぞ。


このラストには裏話があって、ブラックを刺した引ったくりの人、ブラックのスーツに入って演技したいた人でもあったそうだ。

なんとなく「お前だけいい顔しやがって」というスーツアクターの怒りが感じ取れるじゃないですか。

まあ、それはおいといてラブの要素を織り込んだ傑作の5人戦隊、是非オススメです。



DVDの最後に『ラッキー池田のジェットマン体操』なる映像特典が入っていたのが面白かった。

振り付けを考えたのがラッキーで、別にラッキーが出演して体操を教えてくれるわけじゃないが、

それなら子供が観るビデオの特典に『ラッキー池田の─』と付けなくてもイイじゃん。

『ラッキー池田の─』って付いてて笑えるのは大人だろうし。

変身前のホワイト役の人が、NHKの歌のおねえさんみたいに体操を教えてくれたよ。

『ラッキー池田のジェットマン体操』を世界に広めることを自分の使命と確信しつつ、おしまい!


1/20(月)



何気なくYahooで『AURA』を検索にかけてみたら、

一番最初にヒットしたサイトが思いっきりAURAファンサイト

あとあとトラブルにならないか、と相当怖くなっているでんでろです。

自分以外誰も知らない、例え知っている人がいても自分のサイトには絶対来てない、

と思っていたのですが、結構知っている人いるみたいで。

どういうワケか同級生には非常に好評なようで、

「みんなでAURAを聴こうオフ会」なんて提案も出ています。



さて昨日になって会社から何やら書類が届きました。

来年の4月に国家試験を受けることを強要されましたよ。

費用は会社持ちだそうですが、これで春休みはないようです。


10月の内定者懇談会の時は、受付の O 嬢のことばっかり考えていたので、

偉い人が何を喋っていたかほとんど覚えてないのですが、

覚えていることは

「世間のことを良く見ておきなさい」

とかそんなことを仰ってたような気がします。

そうねぇ、世間のことねぇ


世間といえばそうそう、大相撲


貴花田と宮沢りえが破局だそうじゃないですか!


まあ、人の目に晒されることが仕事ですし、大人の事情というのもあるでしょう。

第3者がとやかく云うべき問題ではないでしょうし、お互いを尊重した最善の結果だと思うことにします。

ふたりは袂を分かったわけですが、それぞれの人生を力強く歩んで欲しいものです。

貴関にはこれにくじけず大相撲界の気鋭として大関を、いや横綱を目指して欲しいですし、

りえさんはもっと「みなさんのおかげです」でキレのある演技を見せて欲しいものです。



それからイースター島でモアイ像に落書きして逮捕された日本人男性(28才)。

保釈金はガッポリとられるし、同じ日本人にさえ朝一番のワイドショーで「日本の恥」とぶった斬られ

島の人、いや世界中の歴史好きな人たちから非難GOGOなんでしょう。

ちょいと出来心でやったイタズラなのに、今後、世界不思議発見を直視できなくなったるするんでしょう。

これからイースター島は「日本人観光客は来るな」という自体になりかねません。


でも世界で私だけはその日本人男性の味方です。

なぜなら


似たようなことをパロディウスでやってたし!!


ツインビーやビックバイパーで粉々にしてましたよ。

あんなジャイアント馬場みたいな珍奇な長い顔のうえにあのデカさですから、

ちょいと落書きしてやろうとか思う気持ちも解らなくもないです。

パロディウスを一度でもやったことがあるなら、モアイが放つ雰囲気が

文化遺産が放つ崇高な雰囲気とはどうしても思えず、まるで「チョップしてくれ」と

訴えているように見えてしまうのは至極当然です。

というわけでこれからはコナミとともにその日本人男性を励ましたいと思います。



うーん・・・・時事ネタを取り扱うのはどうも苦手なようです。では!


1/19(日)



卒業前の最後の論文書いているので、また更新が不定期なるかもしれません。

最近は休日も研究室に缶詰で、今日はバイトだから抜け出せたようなもの。

自分の論文や実験だけでも忙しいのに、その他の雑事もやらされるやらでもう労働基準法違法だ!

過去に実験装置の設計・開発もやったのに、その地位はちっとも昇格せず

便利屋のごとき使われ方はもはや研究室内の丁稚奉公ですよ。

まったく!!

3日前くらいには実験に使う器具の洗浄をやらされた。

なにやら油性マジックでカラフルに塗りたくられた鉄の円盤の洗浄ですよ。

中性洗剤をたわしにぶっかけて鉄の塊を抱えゴシゴシと・・・

いや、中性洗剤なんてカッコイイ物じゃない。

確か台所用洗剤、いわゆるママレモンとかチャーミーグリーン

とかそういう類の洗剤。

「チャーミーグリーンを使うと〜手を繋ぎたくなる〜♪」

この歌を頭の中でリフレインさせつつ、CMのような真っ白な白磁の皿とは

似ても似つかぬ鉄の円盤をゴシゴシと洗っている後ろ姿はすごく悲しく見えただろう。

オマケに裸エプロンを強要されるのだから陵辱もいいところですよ!

ソックスは履いたままにしておけと言われようものなら研究室が血の海になるところだった。

それがですよ!文明の最先端であるたわしで擦ってもマジックが落ちないこと落ちないこと!!

泣きながら指をアカギレまみれにして洗浄をおこなう光景に

担当教官がさすがに見かねて溶剤を使わせてくれた。

アセトンという理科実験室の金庫に入ってそうな茶色のビンに入ったいかにも危険そうな薬品。

匂いもあんた絶対カタギじゃないだろう!というラリ臭です。


しかしこれなら効きそうだ、と布にしみこませ軽く拭くだけで今度は落ちる落ちる!

タワシであれだけ擦っても落ちなかったのに世の中便利な物があるもんだ、とビンを見てみると

『毒性・×』

どくせい・ばつ・・・・

毒性は別に無いですよってこと?よく読んでみると



『使用の際には必ず手袋・マスクを装着し、換気を良くして使用すること』



思いっきり毒薬じゃん!!

なんてモノ使わせんだ!!

揮発ガスは思いっきり吸い込んだし、手にも当然ついた。


最後にこっそり床に一滴垂らしてみると

いきなりドロドロと溶けだしてこれには心底ビックリした。

まるで映画『エイリアン』の酸性血液で金属の床が溶けるシーン!(多少オーバーですが)



というわけでもともと足りない脳みそがさらにスカスカになった上に、

あと何日かしたら指先の皮がボロボロになるかもしれない恐怖と戦いつつ

日記を更新する管理人を末永くよろしくできるように祈っておいてください。


1/18(土)



昨日は、同じ学校の同級生で、同じ登山部でエースだったNくんと1年ぶりに再会を果たした。

夕方に研究を適当に抜け出し、いつも通りに部活を終え、

駅でぼーっと電車を待っていたら、携帯を見てみるとNくんから着信記録があった。

部活の時は携帯はロッカーに置いておくのですぐには気が付かなかったようだ。

電話をかけてみると、今日は彼、珍しくお休みの日らしいので、

一緒に夕飯でも食べつつ、積もる話でもしようかということに。

「よーし!行こうか!!」

と威勢良く返事して電話を切ったのはいいが、財布の中を見て凍り付いた。

たったの700円!

いくら学生だからといっても、ハタチ過ぎた男の財布の中身が700円とは

ちょっと無防備でおめでたすぎだ。

この日はおごってもらうことに。


貧学生 気を遣われる 哀しさよ


思わず一句詠んだりして

情けない。



まだ電車に乗っていなかったので、Nくんがクルマで駅まで迎えに来てくれるとのこと。

中古であるらしいが、いいクルマに乗ってましたよ、彼は。

社会人になるとこうも違うものかと思いつつ、

前の彼女とよく食べに行ってたというオムライスがうまいお店に連れて行ってくれた。

ふーん前の彼女ね・・・・

真面目一徹、聖者のような古武士のような堅い人間で、今もエリート技術者として堅く働いているというのに、

肝心なところはしっかり変わったモノだ。

風の噂でモテ系になっていたことは知っていたが。

しかしイロイロと話を聞いていると


モテ系どころか、大きく飛躍してヤリ○ンになっていたことは少なからずショックだった。

オムライスに舌鼓を打ちながら、生娘なら顔が真っ赤になるようなえろえろトークをしてくれた。

こちとらガチンガチンの童貞で首を真綿で絞められているような気がしましたよ!

彼のお堅くマジメな事と言ったら学年1、いや学校始まって以来だったのに・・・・

1年半で大きく差がついたなぁ・・・

狭いテントの中で

「女子なんか部にいない方が活動しやすいよ!
ってゆーか女なんかいるか!一生彼女なんか作るか!」

と語りあい、

登山で疲れた体を温泉で癒しつつ大きな湯船の中で語りあい、

一緒に極道の妻たちのちずねぇにシビレた仲ですよ。

それが社会人になって1年半でヤリ○ンだからね!

大体が○リチンというのは・・・

・・・・・・・・

やれヤ○チンだ、タマ○ンだ、なんだと最近下品すぎですね。

読者の97%を占める女性の方、本当にすいません

これからタ○キンなどと下品なワードは一切使わず


今後ゴールデンボールと表記します。


ボールも直球過ぎかな・・・

ゴールデンボー

と表記します。


運転があるので、その日は一緒に夕飯を食べに行ったにとどまったが、

お酒を飲まないとなると時間はいくらでもある。

以前からウチの家族もNくんのことを息子の俺以上に気にしていたので、

お茶飲みがてらウチに来てもらうことに。

Nくんは過去にウチに泊まりに来たこともあるのだ。

家の家族の顔を見たいというのは彼の希望だったが、

半分はクルマ持ちのNくんに家まで送らせたようなものだ。

汚さここに極まれりという、俺の部屋にて

たくさんのコンドームだの、
古今東西今まで行ったホテルのポイントカードの束などを見せられ、

もうショックでショックで・・・心の中では泣きそうだった。

現在は彼女とは別れてフリーらしいが、それならそんなもん持ち歩くなよ・・・。

というよりそんなもんは人に見せるのが社会の常識なのか?



しばらくヤリ噺アンコールに花を咲かせた後、

てめえはどうでもいいから、Nくんは一階に降りてきて話をしようと

家族に言われて食卓でお茶を飲む。



ちょうど金曜ロードショーで『シックスセンス』をやっていた。

あの、ブルース・ウィリス演じる過去を持つ精神科医師と幽霊が見える少年との

交流を描いた恐怖と感動のサイコサスペンスですよ。

それを横目で見つつの、家族にNくんを交えた団らんムードですよ。

俺はこの映画、劇場に観に行ったので大体のストーリーは覚えているが、

家族はそうではなかったらしい。

唐突に母が


「えーと、この映画、シックスナインだっけ?」


「・・・・・・・・・・」

(凍り付く団らん)



しれっと「シックスセンスだよ」

と訂正しておいた。

ウチの家族はひとりとしてまともでない、と思われたのでは、という被害妄想に強く陥いる。


その後、イケメンカーをすっ飛ばし、帰って行くNくんを見送りながら

今度会ったらムフフビデオを渡すことを決意。果たしてヤリゴールデンボーイさんが

ムフビデを渡されてどういう反応をするのか大いに気になるところ。


1/17(金)



いつもの日記からちょっと趣向を変えて伝説のロックンロールバンド

という読み物をアップしました。

本文+画像で127KBとちょっと重たいので、
ダイヤルアップの方は少々待ってからお読みください。

それにしても思いっきり健さんですな。



今日は1年ぶりに同じ部活でもあった友人と感動の再会を果たし、一緒に夕食を食べ

イロイロあったのですが、それはまた明日にでも。