7/30 (火)


いつものランニングコースにやたら吠える犬がいる。

白い日本の中型犬で、しかも2匹。

近くを通り過ぎるたびにものすごい勢いで吠えかかってきてうんざり。

もう4年近く走っているのだが、いい加減に俺がただのランニング青年で、

泥棒でもなんでもないということを覚えて欲しい。

最近では縄に繋がれているが、

少し前は全くの放し飼いで、逃げると噛みつかんばかりの勢いで追いかけてきたものだ。

ところが、逆に追いかけてやるとク〜ンと鳴きながら逃げる。

ふっ、半端者め!

イヌ相手に

「うるせぇっっ!!吠えるんじゃねぇ!!毎日毎日!!」

と本気で怒鳴るのも飽きたし、人間としてどうかとも思うので、ちょっと対策を考えてみた。





@餌付け

平和的解決



Aタマネギ攻撃

犬はタマネギを食べると食中毒を起こすらしい。
よく熱を通して刺激臭を消した後、ハムに巻いて食わせればすっかり大人しくなるに違いない。




B爆竹攻撃

すれ違いざまに爆竹に火を付け、犬どもに向かって放る。
炸裂音を背に飼い主に見つかる前にダッシュでランナウェイ!!
当初の案ではロケット花火での遠隔攻撃だったが、火事になったらシャレにならないんで。



C性転換手術

あんだけうるさいんだから、きっと去勢してないだろう。
キ○タマかち割ってやるわい!!
ついでに包茎手術もして生まれた姿に戻してやるわい!!




いろいろと復讐案 懐柔策を練りつつ、

マトモな答えなどまったく期待せずに、弟1に意見を求めたところ、

ケツを犬に向けて匂いを嗅がせれば、匂いで自分のことを認識して次から吠えなくなるらしい。

その前に噛みつかれそうで怖いが、ちょいとやってみるか。

それでダメだったら、上の作戦を決行!!


7/29 (月)


今から10年以上前の夏休みの話である。

俺が通っていた小学校では、夏休みの工作としてアイディア貯金箱が課題として出されていた。

なんでも郵便局主催の貯金箱コンクールに出展していたらしい。

その頃からキング・オブ・ブキヨーなうえ、多くの小学生と同じく、宿題の類を31日にまとめて片づけるタイプだった

少年でんでろは、一年生の時は田舎ポストをモチーフにした、トイレットペーパーの芯の上下に

蓋をして赤く塗っただけのやっつけ貯金箱だったが、

二年もしくは三年のときは

直径7pの太い竹を節のところでノコギリで切断、

コインを入れる口をくり抜いただけ
で装飾一切なしの武骨な貯金箱を作って

学校に持っていった。クラスで最大の大きさだった。

ところが、担任の先生に「大きすぎる」と一刀両断され、子供心は痛く傷つくも、

教室でしばらく異彩を放った後、自宅へUターン。

個人的には気に入っていて、しばらく・・・・・いや、かなりの長期間自分で使っていた。

もらったお小遣いやお年玉など、コイン、札を問わず貯金箱に放り込んで

次第に重量を増していくのがこの上なく快感だった。いつかお金で満タンになったら

でっかいハンマーで叩き壊して、ミニ四駆を買おう、いやスーパーマリオを買おうと楽しみしていた。

そう、叩き壊して。この貯金箱は取り出し口は最初から付いてなかったのである。

ところがある日、誰かが取り出し口を付けてくれた。

中のお金がその仕事料。

底の部分をすっぽりくり抜かれた貯金箱を発見したときは、そりゃあもう怒ったね。


「誰じゃぁっ!!俺の貯金箱を
キャトル・ミューティレーションしたヤツはぁぁっ!!!」


今でこそすっかり丸くなったけど、当時は激情家でいったん怒り出すと手のつけられない暴れん坊だったでんでろ少年は

泣き叫んで両親を問いつめたさ。当時は弟1は幼稚園児。弟の力では到底無理だろう。

家に泥棒が入った形跡もなし、となると犯人は両親のどっちか、大人の力でこじ開けたに違いない!!

乾燥した竹とはすこぶる丈夫なもので、今でもどうやってくり抜いたか正確には判断できない。

丈夫な刃物か突起物を貯金箱の底にあてがい、金槌でガンガン叩いて空けたのではと思うが。

毎日毎日夢を少しずつ貯めていた少年の心はズタズタになった。

千円札を何度も放り込んだため、決して金額も少なくはなかったと思う。

終始両親はとぼけ通し、結局犯人は分からなかった。

というかあの竹の硬さだ。母に工作は不可能だろう。すると犯人は親父しかいない。

俺の9万億兆円をかえせーーーーー!!!!

この出来事以降、貯金箱を使って貯金するという習慣が皆無になってしまった。

今でも、この貯金箱、底にボール紙を貼り付けたものが手元にあるのだが、お金は一円も入ってない。

これを機会に、思い出とトラウマを履き違えていないか?この夏にそんなもの燃やしちまえリストに追加。


7/27 (土)


え〜と・・・・学校の同級生のみなさん、



今日、俺が丸一日Tシャツを裏表で着ていた事に気付いていた方いらっしゃいますか?



あーもう恥ずかしすぎる!!せめて言い訳させてください!!

着ていたTシャツはプリントも付いていない暗い赤紫一色で全くの無地。

首の後ろがチクチクするので、タグも取ってあるという、間違えても仕方のないTシャツだったの!!



テーブルに並んだ夕飯もあらかた片づけた午後八時前後、母に指摘され、多いに笑われた。

昼近くに家をでて、8時間近く気が付かなかったことになる。

それにしても裏表に着ていて気付かないのは、後前に着ているのと比べたら10倍恥ずかしいね。

単に後ろ前なら

「お前シャツ後前だよ」
「いっけねー!!ははは」


で済みそうな気がする。

着替えるのも腕を袖の中に亀のように引っ込めて、首を軸にして回転させればいいだけ。

でも裏表はちょっとキツイ。

嫁入り前の生ムスコなのに自分の黒い乳首をさらし者にしなきゃ着替えられない。

今日は学校でテストだったのが、そこで真っ直ぐ帰っておけばよかった。

テストが終わった後で、ちょいと買い物をしたり本屋に寄ったり街を練り歩いたりして

すれ違ったり前を歩いていたりで軽く1000人くらいに見られてるんだよね・・・・。

その中の何割かは絶対気が付いていたと思う。不思議少女なんて目じゃないくらい天然のバカじゃないですか。

ある意味4〜5人に全裸を見られるより恥ずかしい羞恥プレイだよ・・・・。


7/26 (金)


幼い頃のトラウマが芋ヅル式に掘り起こされてきたのだが、

ほとんどが下ネタなばかりか、素で思い出したくないことも同時に掘り起こされてしまい、

自分の中で整理できてないので、トラウマはとりあえず先送りということで。



今日は帰宅途中に考えた社会への新提案です。

突然ですが私でんでろ音波虫は、身長166pで21歳の日本人男子としては少し低いです。

ツライのは弟1が父親譲りでかなりの高身長なのです。

それに引き替え兄でんでろは母親の遺伝子を受け継いで、クラスでも常に中の下くらいでした。

子供電話相談室に電話するほど苦にしてしているわけではありませんし、

目上の人におごってもらいやすいという利点があったりもしますが、

やはり身長の高い人にコンプレックスはあります。

世の中には自分より背の低い男性もいれば高い男性もいますし、

そんなに気にすることはないのですが

テンボスでのバイトのように大勢の客と接するため、

自然と背の高い女性とも接する機会も多くなります。

こんなに多いのかよ!というのがいうのが今の正直な気持ち。


そこでもし・・・・もし仮に・・・・仮にですよ。

私が自分より背の高い女性と付き合う事になったらどうしましょう?

背も高いも低いもない!!お前には無理だ!!というのは使い古したので今日はナシです。

それともなにか!?あなたは目標を持って前向きに生きている人間を笑うんですか!?


好みとしては自分よりは低い女性がいいですが、縁というのはそんなことお構いなしです。

世の中には男性より女性のほうが身長が高いカップルも大勢います。

だからと言って彼女にスニーカーを履いてもらい、私はハイヒールを履いて街を歩いたり

映画に行ったり、食事をしたり、市民プールに行ったりするのでしょうか?

彼女に「こんなチビ助となんか恥ずかしくて並んで歩けないわよ」

と思われているかも?という被害妄想に苦しみ続けるのでしょうか?


さて、そんな背の高い彼女とお付き合いするようになった場合、

自分も彼女も互いの身長差を気にしなくてよくなる魔法の呪文をお教えしましょう。

黒いローブを羽織り、とんがった鼻を付け、「ヒーヒッヒッヒ」と笑いながら、

大きな釜の中で、竜の胆汁、大きなヤモリ、トリカブト、毒消し草、ハリーポッター、賢者の石を

煮詰めて作った今までにない新しい魔法です。MPは消費しません。

それは・・・・・


彼女を「お姉ちゃん」と呼ぶことです。


相手が同級生だろうが年下だろうが関係ありません。

これだけ、世の中の男性が妹属性化して「お兄ちゃん」と呼ばれたがっているんだから、

表面化してないだけの「お姉ちゃん」と呼ばれたがっている弟属性の女性も大勢いるはずです。

弟にトラウマがある女性でない限りクラッと来ないはずがありません。

クラスメイトにからかわれたら、下のように活用すれば問題ありません



「ねぇ私たち、夫婦なんだし、子供も大きくなってきたんだから、"お姉ちゃん"は止めようよ」
「じゃあ、姉さん♪」

という具合にいくらでも応用が利きます。


「姉貴」ならよりホンモノの姉弟っぽい。
「おねーさん」なら若いナンパな男と気の強い女性というシチュエーション。
「義姉さん」なら兄貴の奥さんという背徳のシチュエーション。


先程の「お姉ちゃん」「姉さん」を含めると

「お姉ちゃん」「姉さん」「姉貴」「おねーさん」「義姉さん」

姉五段活用です。

女性に対するストライクゾーンが広がりました。モテLv.を一つあげていいと思う。

こんなこと言うくらいだから、当然でんでろには女のきょうだいがいません。
兄弟の誰も口に出しませんが男三人ってすごい虚しいんです。


7/24 (水)


夏の男のロマン第三章・カブトムシ編(でもクワガタの話)

夏の風物詩であり男のロマンといえば、カブトムシである。

これも当然のごとく飼育していた。

成虫のカブトムシやクワガタの寿命は一ヶ月強で、

(越冬を経て3〜7年と長生きする種類のクワガタムシもいるが)

そのことは知識にあり、死んだら泣きながらカブトムシのお墓を作り、

木の枝を加工した墓標を土に刺すという別れの辛さを知っていながら、

毎年のどこからともなくゲットしては、大きめの虫かごに腐葉土を敷いて飼育していた。

家に飛んでくる、気を蹴れば落ちてくるなど、カブトムシの入手に関しては才能があるガキに比較して、

入手まで時間がかかる(それでもどこからか入手していたが)でんでろ少年は、夏のある日父に相談した。

すると親父はドライブがてらだったとは思うのが、車で山深くに連れて行ってくれた。

もちろん近所に雑木林くらいあるが、人が探した近場にはもういないという

説得力のありそうでなさそうな理論を言い出したのは俺だったか親父だったか・・・・・

山道をぐるぐる連れ回されて車酔いでぐったりしていた

小2の俺に替わって親父が雑木林の中に入っていった。

しばらくもしないうちに親父が一匹のクワガタ虫を捕まえてきた。

やや小型のヒラタクワガタである。成虫になってからも数年は生きるクワガタムシで

そんじょそこらの雑木林では手に入らないレアなクワガタである。


「ありがとう!!お父さんスゴイ!!」


飛び上がるほど嬉しかった。

が、

帰り道の車の中で、俺はこのヒラタクワガタのアギトに思いっきり指を挟まれた。

子供の柔らかな皮膚をつらぬかんばかりに挟みあげられ、泣き叫んで助けを求めるが、

一緒に車に乗っていた家族の誰も助けてくれたりはしなかった。

子供のころ記憶だからこそ鮮明ということもあるかもしれないが、あの痛さは今までの人生で5本の指に入る。

その後、ヒラタクワガタに限らず、複数のカブトムシやクワガタがでんでろ昆虫王国にくわわったが、

やはり鮮明に覚えていて、愛着もあったのはこのヒラタクワガタだ。



さて、このヒラタクワガタやオオクワガタといった長生きする種類のクワガタムシには、

結婚の習性、いや習慣があるらしく、

おしどり夫婦よろしく、 つがいで一緒に食事したり、同じ巣穴で寝泊まりしたり、

それ以上のことをするらしい。さすがに子育てまではしないが。

昆虫のくせに人間である俺に勝ってるとは許せん!

このヒラタクワガタ、親父が発見したときは、二匹揃った仲睦まじき夫婦であり、

捕獲の際、親父はメスの方をうっかり取り逃がした。


今日の俺がこんなに寂しい青春を送っているのは、愛し合う二匹を引き裂かれた、

ヒラタクワガタのメスが、俺に呪いをかけたのかな?


7/23 (火)


昨日に引き続いて夏の男のロマン第二章ガンプラ編である。

小学四、五年生くらいからであろうか、SDガンダムBB戦士のブームが起こり、

これまた近所の友達やクラス内のガンプラ仲間と日が暮れるまで遊んでいた。

少年時代のでんでろは造る行程や飾って楽しむというより、

両手に持って「どぎゃーん!!がしゃーん!!お主、やるなっ!!」

という脳内スーパーロボット大戦の具現化をやって楽しむという

子供らしさ100%の遊び方だった。

そのせいで関節のポリキャップの摩耗が激しくて、すぐゆるゆるになっていた。

友達との合同ロボット大戦なんかに少し飽きてくると、今度は自分の愛機をいかにカッコよく見せるか、

というより完全に人マネで塗装に手を出すようになった。

色プラだったため、ストレートに組んだ段階で、既にある程度のある程度の色はついているのだが、

箱や説明書に綺麗に塗装してカッコ良く仕上げよう、装甲色は○○レッド、△△イエロー・・・

などと解説がしてあり、わざわざ製品の塗料を買って塗装に取り組む。

絵のセンスゼロだったクセに、我が愛機をカッコよく見せるという

男のロマンが絡んでくると俄然張り切る少年だった。

ここでもミニ四駆の時と同じく、ほとんど関係ない分野からインスピレーションを受ける。

それは


社会科の教科書に載っていた日本の伝統工業・輪島漆器。


教科書や教材ビデオでみた漆器の高級感や製造工程にいたく感動し、

プラモデルの塗装にて本気で真似しようと試みる。

火炎の駄武留精太のカブトを漆器に見立て

真っ赤なホビーカラーで、漆のごとく重ね塗りに重ね塗りを繰り返し・・・・・

気分はもう漆器職人!プラモデルなのに・・・・・。



ところが、アクリル性のホビーカラーで無茶な重ね塗りを繰り返したのが悪かったのか、

カブトはなかなか乾かない。この時は友達J君の自宅での「ガンプラの集い」の一環として

朝から作業を行っていたが、正午近くになっても乾く気配なし。

ストーブの前に置いておけば暑いから乾くだろう、という子供らしい発想で、

未完成のカブトを、J君家のストーブの前に置いて、いったん昼食を食べに自宅に帰る。

恐ろしい速さで食事を終え、浮き浮き気分でまたJ君の家に行ったが、

塗料は乾いていないばかりか、ストーブのすぐ前に置いていたのが災いして、

カブトが熱で変形していた。

今でもタイムマシンに乗って過去に戻り、

小学生の自分に忠告してあげたいくらい悔いが残る出来事である。

あれ?季節がいつの間にか夏から冬になってしまったよ・・・・・・。


7/22 (月)


学校で中学生向けの公開講座があり、今日と明日そのお手伝いに駆り出される事になった。

公開講座とは、技術系であるうちの学校の事を中学生に知ってもらい、

専門技術に触れてもらう事を趣旨とし、外部への学校のアピールも含んだイベントである。

当学科では、オームの法則も習ったか習わないかの中学生に、

タミヤのミニ四駆のような電池で動く4輪のキットを、

電子回路を組んで複雑な動きをするように改造してもらうという、

中学生には難解だが、なかなか興味をそそるテーマだった。

支給されるキットはミニ四駆のようだが、そんなに見栄えのいいものではなくて、

かまぼこ板のようなシャーシに金属のフレーム、太いタイヤを取り付け

マシンを構築していくという武骨極まりない代物。

今日と明日の公開講座で、このマシンに光センサーを作動させる電子回路を搭載し

光を当てると発進するマシンを作ろうという内容。

さすがに中学生には難しい内容なので

分からないときはそこのお兄さんになんでも訊きなさい要員として一日頑張った。



外でセミミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン

鳴いているなか、大勢の中学生が工作をしている姿に、夏だなぁと感じた。



公開講座はちょいと置いておいて、夏の男のロマンといえば



・カブトムシ
・ミニ四駆
・ガンプラ



が絶対賛成多数を占めていることは読者貴兄に依存はないだろう。

カブトムシはともかく、下ふたつは季節関係ないじゃんと思われるかもしれないが、

思い出す季節は、朝から晩まで遊んでいられる夏休みだったと思う。



今日は公開講座がきっかけで思い出したミニ四駆についての忘れられない思い出について。

ミニ四駆とは今の20代前半から下の年齢の男性は必ず通る道で大人になるための階段だった。

小学生だったでんでろ少年もご多分にもれず、ミニ四駆に夢中になっていて、

朝から晩まで友人達とチューニング&レースを繰り返していたものだ。


我が愛機、イグレスJr.のチューンナップ一覧

シャーシ:タイプ4
モーター:ハイパーダッシュモーター
タイヤ:スポンジタイヤ(ノーマル)
ホイール:大径ライトウェイトホイール
シャフト:ハードシャフト
ベアリング:ボールベアリング
グリス:セラミックグリス
スタビライザーローラーセット
あと前後のバンパーを強化してラバー付きローラーを取り付けていたが名前が思い出せない。



このマシンがメチャクチャ速くて、

うっかりコース以外の場所、例えば学校の校庭なんかを走らせようものなら

ギューーーーーーーーーーーン!!ガッシャーン!!

何処までも遠くへ行くならまだいいが、必ずと言っていいほど壁にぶつかってバラバラになっていた。

当然子供の足では追いつけない。

ところがバラバラになるがなかなか壊れないところは流石。

考えられるチューニングは総てと言っていいほど施したが、

まだまだ満足できず、でんでろ少年は更なる高みを目指そうと日々思案していた。

ちょうど小学生向けの雑誌に載っていたミニ四駆チューン法で

シャーシに穴を空け(通称肉抜き)軽量化、高速化を図るという記事を真に受けてそれを実践しようとした。

ところが、記事ではシャーシの穴あけは径の小さいハンドドリルを使っていたが、

そんなもの自分でも友達でも持っているワケはなく、アマチュア(?)に肉抜きは不可能というのが

近所のミニ四駆同好会の統一見解だった。

その当時から、体中の水分を除いたら、努力の方向が間違った創意工夫しか残らない少年だったでんでろは、

もっと速くなりたい、の一心で改造の最後の砦である軽量化に乗り出した。


ニッケルとクロムの合金の細線を、ピンと張って電池を接続し、電流を流したら

切れ味なめらかな発泡スチロールカッターができることと、

量産型ザクのヒートホークにヒントを得て恐るべき肉抜きを決行!!

それは


彫刻刀をコンロで先が赤くなるほど熱し、
その熱き刃でシャーシを切断
という


誰もがやりそうでやらない前人未踏で野蛮極まりないそれでいて繊細な手法だった!!

プラスチックとはいえ小学生の手には堅牢だったシャーシがずぶずぶと切断できるのが面白くて

シャーシのみならずボディの窓にあたる部分もずぶずぶと切断。

さらにサンドペーパーでなめらかに仕上げるという徹底ぶり。

学校で版画の授業に使われていた彫刻刀クンも火あぶりにされるとは思わなかっただろう。

頭に描いていたよりも幾分不格好ながら、軽量化に見事成功。嬉しかった。



ところが速さと軽さに重点を置きすぎたため、コースを走らせても

バッタのように吹っ飛んでコースアウトしかしてなかった
遠き夏の日の思い出・・・・・・。

やべぇ、あのころから変わったことといえば、身長だけだよ。


7/19 (金)


今年の夏は、いえ今年の夏もロマンスは訪れそうにありません。

いえね、学生生活最後の夏休み。夏の終わりを締めくくる花火のように

はじけるような恋で身を焦がしたいと思っているわけです。

それも、どうも研究とバイト漬けの毎日で逆立ちしても無理のようです。

さっきバイト先の事務所に行き、8月のシフト表をもらって青くなりました。

これも仕方ない。青春の一形態さ・・・・。



思うに学生時代というのは、将来に限らず恋愛においても

大空に向かって跳躍の前「ため」の時期ではないかと思っています。

社会人になり働いてお金をもらう立場になって初めて、人間として成熟するのではないかと思います。

人間の大きさとか職種は関係なく、働いて初めて獲得できる人間としての成熟というものがきっとあるはずです。

社会人でない私は、まだ現状の自分への納得のいかなさ加減、

いいえ、まだ先の見えぬ将来に対する足下の不安定さから来る純粋な恐怖から

心のどこかで恋愛に対してブレーキをかけているのでしょう。



上の文章の社会人

中学生・高校生・大学生・ハタチなどの単語で、

働いてお金をもらう義務教育を終える・バイトできる・免許とれるというフレーズで

ソックリそのまま置き換え21年間生きてきました(涙)

三つ子の魂百まで!?ぎゃー!!


7/18 (木)


21点というとんでもない点数をとってしまった教科の追試が、午前中に終わったのだけれども、

また来週には放送大学のテストが始まるし、どうにも気分的に落ち着かないな〜。

週末は2日ともバイトだし。

自宅←→学校 もしくは 自宅←→テンボス という往復を繰り返すサマーライフはヤダなぁ。どっか遊び行きたいなぁ。



さて今日の夕食はカレーだった。カレーなど物心ついたときから当たり前に食べているが

実はすごくいいモノだと最近思うようになった。

生涯の伴侶は永谷園の麻婆春雨と心に決めていたが、

今後の人生において、どちらか一品しか食べてはいけないと選択を強いられたら、

実はすごーく悩んでしまうのではないか。少なくとも俺は迷う。

例えるならカレーは近所の幼なじみ。




「コラッ起きろ!!遅刻するぞー!!」

「うるせーなぁ、もう少し寝かせてくれよ・・・・」

「そんなこと言って1限目の数学欠席したら、もう出席日数足りないでしょーが!!」

「お前に合わせて学校行っても、早すぎて教室誰も来てないんだよ・・・あと5分寝かせてくれよ・・・・」

「あーもう!!幼稚園の時はこんなんじゃなかったのにぃ!!起きろーーーーーっ!!」

「わ!!隠し忘れたH本が!!」




とまあ、こんな感じ?


それに対して麻婆春雨は平凡な生活に突如降ってわいた非日常、というところか。




「はいコーヒー。暖まるよ」

「・・・・・ありがとう」

「こんな雨の中、傘も差さないで何してたんだ・・・・・」

「・・・・・・」

「言いたくないなら無理に言わなくてもいいよ」

「ごめんなさい・・・・・」

「とりあえず、今日はもう休んだ方がいいよ」

「あの・・・しばらくここにいても・・・・イイ・・・?」

「え・・・?あ・・・その別に・・・俺は構わないけど・・・・」




とまあこんな感じかな?

どっちがいいかはどっちも未経験の純情少年には分からないけど。





さて夕食はカレーだったわけだが、突然社会人一年生の弟(今後弟1と記述します。中2の弟は弟2)が

「最近ほとんど会社でう○こしているから、全然家でう○こやらねー」

 と言いだした。



弟1「う○こ・・・ごめん!!カレーなのに!!」

兄ことでんでろ「水道代の節約になるからどんどんやれば。会社のトイレってキレイだし」

弟1「いや、汚い」

兄「ふーん。でも社会人なら堂々とできるだろ?学校では絶対したくないけど」

弟1「学校でやったらそれだけで、その日のあだ名がウ○コマンだもんなー。ハハッ」

兄「俺も小・中と合わせて3回くらいウ○コマンに」

弟1「わざと教室から遠くのトイレに行ったり。バレないように」

弟2「音楽室とか、技術室とか」

弟1「それでも何故かバレて、その日一日ウ○コマンとか呼ばれたり」



こんな会話がカレーを食べている際中に繰り広げられていても

食卓に着いた家族の、スプーンを口に運ぶ早さはまったく落ちることはなかった。

家族とは本当にいいものだ。



あーーーーーっ!!

2の「音楽室とか、技術室とか」

という発言は、「音楽室とか技術室とかでする」という意味ではありません!!

特別教室の隣には必ずトイレがあるという前提で、

ウ○コマン呼ばわりされたくない生徒がわざわざ遠出して用を足すという意味です!

補足 7/19


7/15 (月)


時間ができたので、ハウステンボスでのバイト中に起こった出来事でも。

いつものゲーム屋台では、もっぱら休日専門のスタッフとして入っているが、

最近は、年齢がひとつ下で大学生の女の子2人と入っている。

一人は甘い物別腹系、もう一人はクールな印象です。

屋台は時間によっては特に夜は忙しいが、基本的には暇なんで、

3人でべらべら駄べっていることが多い。

この日も夏の予定がどうだとか、好きな食べ物の話とか、地元の話だとか、学校の話とか

でんでろさんの持ってくるCDはワケ解らないとか、外国人に見つめられるとシビれちゃうとか

どうでもいいフリートークをずーーーーっと続けていたが、

俺のブースにお客さんが来たのでとりあえず接客して、

またフリートークに戻ろうとしたら・・・・何やら会話の流れが変わっている??



「お通じが・・・・・・」

「もう一週間出てなくて・・・・」

「こんにゃくゼリーが・・・・・」

「ごぼう・・・・食物繊維・・・・」



2人は俺が近くにいて、(断片的に)聞いて理解していることをちゃんと知っているので、

さすがに身もフタも無いワードは出てこないが、

俺がそんな話に加われるはずもなく、2人との2.5mが不可侵の距離に変わってしまった。

ここでひとつ劣勢を跳ね返してやろうと

この話題が下火になって



「ねぇ、でんでろさん」



と別の話題を振られたとき

ごくフランクな感じで、こう言ってやった。



「おう!!う○こトークはもう終わった!?」



甘い物別腹系の子が

「なに言ってるんですか!!」

と怒る。



「だってさあ、全部聞こえてたよ♪ 便秘で一週間出てないとか」



むくれるのが面白くて、さらに畳み掛けようとしたら、

もう一人のクール系の女の子がクールに口を挟んだ。



「でんでろさん、顔が真っ赤ですよ」




「え?   ////



クソッ!!まだまだ平常心では下ネタが言えねぇってのか!!

こちらの動揺を見破られて今度は自分で解るほど赤くなってしまった!

オレもまだまだ・・・・

ネットなら「う○こ」なんていくらでも連発できるのに!!



あ、一週間出てないというのはそのクール系の女の子だから。





やーい!便秘!!



ふー・・・ちょっとスッキリ。


7/12 (金)


前回の日記で募集した「ちびまるこちゃん」父・ヒロシの職業とは?

全部で10通もの解答を送っていただきました。

それではBGMに乗せて紹介して行きましょう!!



♪○〜ン○〜ン ぶ〜らぶらソーセージ ハーイハーイ ハムじゃない〜 





さていただいた10通のメールのなかで2件がピッタリ一致作者の実家稼業を調べてくれた方もいました。





Aさん(仮名)「八百屋らしいです。詳しくはここにに書いています」


おいおい、素かよ!ボケ無しかよ!!


Bさん(仮名)「僕も最近知ったのですが、八百屋らしいです。
店はどっか町のほうにあるそうです。僕も最近まで日雇いと思ってました」


店が家から遠いワケですか!こういう理由で劇中に登場しないわけだ。それにしても僕も・・・・って???


Cさん(仮名)「ヒロシ。調べたがわからん:「誰も知らない」というのが本音。」
以下転載
・作者の実家は八百屋さん。
・ヒロシはちゃんと働いてはいるが、まるこはヒロシが何をしているのか知らない。(公式見解)
・誰ひとり、ちびまる子ちゃんの「ヒロシ」が何の仕事をしているのか知らない法則クリック2♪


以上、有力な「八百屋」説でした。バリバリのカタギで意外ですね。









ところが、残り7通がまったくバラバラなんですよ!






Dさん(仮名)「タクシードライバーだったような気がするけど・・・」


Cさん(仮名で2通目)「アニメ「ちびまるこちゃん」の出演料」


Eさん(仮名)「ヴィオラ奏者」







タクシードライバー説は多いに検証の必要はあるとして、

あれほど念を押しておいたでしょ!!


ウソの情報は送らないでくださいって!!






Eさん(仮名)「『リボン(『COOKIE』)』つながりで、”夜はクラブのカリスマDJ”by谷川史子」



面白けりゃこらえきれなくなって載せるんじゃないか、というのは辞めてください!



Eさん(仮名)白いスーツ着た静岡NO.1ホスト



あー!!もう・・・・いや、もしかしたらホントかも?



Eさん(仮名)「あらかじめ金を貰っといてゴルゴ13がピンチになったときに、
そうとは知らずに彼を助けるゴルゴコネクションの一員」



このEさん、アンケートの類をやると、よく送ってくれる人なんですけど、今回は一人勝ちなんですよ!
なんですか、ゴルゴコネクションって?笑い殺しのスペシャリストですか?



Eさん(仮名)「昔レースクィーン、今うすた京介のアシスタント。
ジャガーさんの髪に51番トーンを切り貼りすることで一家を養っている」
とか書いてるからって別にボク、暇人にゃないにょ!



ついには語尾をいじりだしましたよ!
まったく、もう(ぷんぷん!)
猛省を促すという意味で掲載しました。

ご協力いただきましてありがとうございました(^^)ノ