11/30(土)

〜非モテのための恋愛論〜
第11回・寒い季節の過ごし方



早いもので明日から12月です。もう冬です。

非モテには季節にまで追い打ちをかけられるツライ季節になりました。

今日はテンボスでバイトでしたが、一緒に働いた人妻さん(25歳)が気さくないい人で、

口下手な私でも人妻のテクニックで気軽におしゃべりできたので妄想彼女がちょっと妬いています。

やっぱり人妻は話が上手です。あんなに異性とうまく話ができるなら私も人妻になりたいです。

人妻さんには人妻でない友人さんがいるのですが彼女はそれほど話が得意ではなさそうです。

私もいつの日か立派なモテ人間になって愛する誰かを人妻にしたいです。



非モテにこたえる寒い季節の精神安定について考えてみましょう。

とりあえず差し当たって予定のない方は12月の31日くらいまでイスラム教やヒンズー教の国へ旅に出ることです。

日本よりも緯度が低いアジア諸国なら日本ほど寒さも厳しくありません。

最近は国内旅行より海外へ行くほうが安上がりな場合もあります。

国外に脱出し、異文化を満喫してから大晦日に帰ってきて新しい年を迎えましょう。

お金が無くて海外旅行が無理なら仏教徒信者になるという手もあります。

街に鳴り響くクリスマスソングを聞くくらいなら

婆ちゃんの念仏でも聞いていたほうがよっぽどマシでしょう。

いつもはムフフビデオを鑑賞しているときに下の階から聞こえてきて、

ムードを台無しにしてしまうバァちゃんの念仏ですが、

今の季節は妙にそわそわするあの感覚を落ち着けてくれます。


それから普段は「24日はどうしてるのるの?」とか聞かない人も12月になると突然聞いてきたりします。

これは意外にこたえます。笑って誤魔化すのも痛い年齢になってきました。

訊かれやしないか、とビクビク怯えながら人と接するというイヤな時期です。12月は。

もし訊かれたとしたら、一番効果的なのは

「幼稚園児を対象にしたイベントでボランティアしてると思います」

と一点の曇りのない爽やかな瞳で答えることです。

訊いた人も、若い奴は恋人と2人で過ごすもの、という認識を恥じることでしょう。



ま、いろいろありますが精神安定にもっとも効果的なのは冬眠することですな。

新しい年まであと一ヶ月。厳しい季節ですが余計なダメージは負いたくないものです。


11/29(金)

〜非モテのための恋愛論〜
第10回・妄想彼女と付き合ってみよう



イメージトレーニング、それは自分の行動や動作を克明に想定してのトレーニング法です。

理想的な自分を思い描くことにより、自分の力を十二分に発揮できるそうです。

この言葉、今ではすっかり定着し本まで出版されてりますが、

使われ始めた頃は社会に大きなインパクトを与えたものです。

こんな風になりたいと、夢を描くのと似てなくもないですね。

むしろイメージトレーニングこそがあらゆるトレーニングの第一歩ではないかと思います。

今はありとあらゆるスポーツで取り入れられ、さらには芸術や受験や

社会人のコンぺティションにも取り入れられているそうです。

先のオリンピックで金メダルをとったマラソンの高橋尚子選手も

サングラスを投げ捨てることまで想定したイメージトレーニングをやっていたそうです。

そこで私は考えました。

マラソンのようにただ走りゃあいいスポーツにまでイメージトレーニングが有効ならば

未だ見ぬ彼女との交際にもきっと有効なはず!

思い描いた通りになるなら苦労しないよ!と思いがちですが、

自分という非モテは思い描くことすらやっていませんでした。

ただ漠然とモテたいモテたいと繰り返すばかりで、

モテてどうする、ということをちっとも考えていませんでした。

非モテを理由にしてイメージトレーニングを怠けておりました。

こうすればモテるはず、と口やかましい理屈バカになっておりました。

そんな自分に気づいたからこそ心機一転。

私は今日から妄想彼女との交際を宣言します。

何も恋愛シミュレーションを始めるとか、風船妻を買いに行くというというわけではありません。

いつでも彼女が隣にいるようなつもりで行動してみるのです。

朝、目が覚めて、彼女と一緒に登校する。

寝坊せずに早く起きれたら、きっと彼女は褒めてくれるでしょう。

登校中も彼女が隣にいるつもりで、あまり早足では歩かないようにしましょう。

授業中は彼女と同じ高校に進学するために勉強する。

学校帰りは彼女とマクドナルドに入りましょう。



休日は、彼女とデートです。身だしなみには気をつけましょう。

待ち合わせには絶対に遅れてはいけません。

最低でも30分前には待ち合わせ場所には来ておきましょう。

例え彼女が時間通りに来なくても絶対に怒って帰っては行けません。

映画は後の食事を考慮に入れて、多少混雑しても午後一時半ぐらいに終わる映画を選び、

12時の一番人が多くなる時間の混雑を避けましょう。

待ち時間はさりげなく豆知識を披露して彼女から尊敬のまなざしで見られましょう。

そのためにも出演者や監督の過去の作品について下調べはぬかりなくやっておきましょう。

でも映画通ぶってこれから観る映画の興味を削ぐようなことを言ってはいけません。あくまでさりげなくです。

ポップコーンは2人分買って音をたてないように静かに食べましょう。

感動の作品なら彼女がいつ泣き出してもいいように清潔なハンカチを用意しておきましょう。


映画が終わってのお昼のランチはちょっと大人のカップル向けの

お洒落なレストランに入って2人分の食事を注文しましょう。

学生の身分で財布の中身に余裕がないという人なら、仕方ないので

1人分の食事を彼女と2人で取っているようなイメージを思い描きましょう。

話題はもちろん今観た映画の話。感想を心の中で簡潔にまとめておきましょう。

デートが終わったら、もちろんショッピングです。

女性は買い物が好きなものです。無理に連れ回して主導権を握ろうとするのはよくありません。

男なら嫌がらずに付き合ってあげましょう。例え荷物持ちでも状況を楽しむことを忘れてはいけません。

試着室のカーテンを開けて「どうかな?」と訊く彼女に

「とてもよく似合うよ」と言ってあげましょう。


イベントではない時間、ただ腕を組んで歩いているような時間でも細かいところに神経を使いましょう。

計画と計画の「間」に彼女を退屈させてはいけません。

隣にいる彼女に頻繁に言葉をかけてみるのも有効です。

気の利いた一言を発するようになれるには慣れしかありません。


デートが終わって家路につくときには次回があることを匂わせて揺さぶりをかけておきましょう。

今の世の中はいろいろと物騒ですから面倒がらずにちゃんと家まで送ってあげましょう。



こんなことをやるのはアブない人、と思われているような気がするだけで実際のところ誰も気にはしません。

何となく過ごしてきた毎日に自然と張りが出てきます。

疲れた顔をし、怠そうに歩いていたのが、

隣に彼女がいるだけで自然と背筋が伸びて胸を張って歩けるようになりました。

級友や同僚からなんか雰囲気違うよね、と噂されるようになりました。

思い描くことは何よりも強いのです。

ただただ運命なんて言葉にすがってじっと待つなんてもう古いです。

あなたも妄想彼女との交際を始めてみませんか?


11/28(木)

〜非モテのための恋愛論〜
第9回・非モテのトラウマ



人生は長く険しいものですが、人間は祝福されて生まれてくるものです。

すなわちモテている。激モテといっていいでしょう。

それが何故、成長するにつれて非モテになってしまうのでしょうか。

それは幼いころに何かしらのトラウマがあって非モテになってしまったと考えられないでしょうか。

私の場合は幾つか心当たりがありますが、その中でも印象的なのを今日は挙げてみます。

小学校4年になったばかりのころでした。

クラス換えで親しい友達とも離れ離れになり、不安な新学期でした。

その4年の最初の時、隣の席だった女の子、名前を仮にまさしさんとします。

その子が大変性格の悪い子だったのです。

何かにつけて


「馬鹿じゃな〜い?」
「いっぺん死んだほうがいいよ〜」


と悪意まるだしのご挨拶で、人を呼ぶ時は


「ねぇ、○○って人」


と名前を既に知っているのに、そういう呼び方をするのです。

私は、その子に小学生離れのだみ声で訳もわからずなじられ続けたのです。

もう子悪魔とかイジワルとかそういうレベルを超越していました。

あの毒舌はデビィ婦人やサッチーを越えていました。毒舌世界ランキング1位ですな。

毒舌といえば、ウソはつかない正直者としていい意味に取られることもありますが、

この子の場合は何に対して毒を吐きたいのか分からないため、まるで笑えないんです。

隣の席なので毎日顔を合わせないわけには行かず、毎日学校に行くのが憂鬱でした。

私は非常におとなしい子供だったので、言い返せれば違った展開があったのかもしれませんが、

ずっーと言われっぱなしでした。あのときの口調はいまでも覚えています。

親しい女の子の友達もそんなにはおらず、同じアパートのリリーナちゃん(仮名)サヨリちゃん(仮名)

といった至って性格のいい子しか知らなかった私にとって、

彼女との出会いは悪い意味でのカルチャーショックでした。

小学校の一大イベント第一位として席替えがありますが、

この時ほど席替えが待ち遠しかったことはありません。

教室の一番後ろで窓際の席が彼女の席で、私はその隣の席で一学期中ずっと陰鬱に過ごしてきました。

それまで生きてきた中で、頭ごなしに怒られたことも頭の形が変わるほど引っ叩かれたことも、

それなりに経験してきましたが、

存在そのものを否定されるような調子でなじられたのはこのときが最初で最後でした。

しかも女の子。女の子は怖いものだという認識もこの時植え付けられたのでしょう。

分度器で図って2度くらいは人生が変わったような気がします。

しかしたかが分度器で2度でも、そのとき生じた僅かなズレは時が経つほど大きくなっていき、

同年代の、特にクラスメイトの女の子に心を開くことが皆無になってしまいました。

今ではご周知の通り、モテる人間への道から大きく外れてしまい22回目の冬を迎えようとしています。


まさしさんとはその後、5年、6年と同じクラスになり、中学でも3年の時同じクラスでしたが、ずーっと不仲でした。

ちょっとおとなしい男子なら誰にでも同じように接するため、私と親しいクラスメイトの評判もよくありませんでした。

あるときこんな出来事が起こりました。小5の書道の時間だったでしょうか。


その年は書道の授業だけ、担任ではない先生が教えにきていました。

担当は30代くらいの男の先生で、今思い出せば至って理解のあるやさしい先生なのですが、

小学校にはそもそも男の先生が少なく、ちょっと怖いのでは?というイメージを持っていました。

書道の授業は、その日の課題を何枚か書いて、一番いい出来の一枚を担当の先生に提出するという形式でした。

そんな授業の中、まさしさんは書道セットの大筆を忘れたのです。

書道セットそのものを忘れたわけではなく大筆を忘れたようです。

持っていた筆は出来上がった作品に名前を書くための小筆のみでした。

もうその時は席も離れ離れになっていて、そんなに口を利く機会もありませんでした。

きっと親しい女友達(やはり性格は悪い)に借りるなりするんだろうと思っていましたが、

駄弁っているばっかりで練習する気配がありません。

さて提出の時間が近づいてきました。

ほかのクラスメイトに倣ってまさしさんも課題を提出したようです。

この日の課題は『楽しい旅』

未だ見ぬ世界へ夢と希望が膨らむいい言葉ですね。

列車で出会った見知らぬ初老の紳士と風景を眺めながらのひとり旅かもしれない。

飛行機という文明の利器さえその息吹を飲み込む大きな海に囲まれた南の島かもしれない。

夕日に涙し星と歌う、果て無き水平線の向こうまでの孤独な航海かもしれない。

出会う人はみな優しく、広がる光景はちっぽけな自分を包み込む。

そんな光景を感じさせる先生の見本はこんな感じでしょうか



            旅





それに対してまさしさんの『楽しい旅』はこんな感じでした。





              旅

              ちっとも楽しくなさそうです。



まさしさんは担当の先生に怒られていました。

誰かに借りることもなく小筆で済ませたまさしさん。

大物といえば大物ですが、字は小物です。

小筆なりに精一杯書けばまだ大目に見てもらえたのかもしれませんが、

字もマジックで書いたほうがマシなくらい乱雑でした。

この光景を見てちょっと胸がすっとしました。



なんだか前半はスクールエスケーパーの手記みたいですね。

深刻な事態に陥ったことは一度もないのですが、

長年同じクラスだったため、記憶の上塗り方式でやたらと印象が薄れないのでしょう。

思春期という男子と女子の中がギクシャクし出す微妙な年頃の

入り口付近でしくじったのかもしれないと思っています。


11/27(水)

〜非モテのための恋愛論〜
第8回・モテる男はやっぱり違う



いただいた感想メールの中に、


「以前でんでろはモテるコトと彼女がいることは違うということを書いていたが、
 この恋愛論では両者を混同されているように思える。そこんとこどうなの?
 ハッキリしてよ!奥さんと別れて一緒になってくれるって言ったじゃない!」


というご指摘がありましたので、それを受けつつ進めていきたいと思います。

「モテるコトと彼女がいることは違う」説についてですが、

これは以前、彼女できたてでホクホクの後輩と一緒に飲んでいるときのモテる講座・第2章です。

講義を受けているときはそんなもんかな、と思ったのですが、

今、冷静になって考えてみれば何がどう違うのか分かりません。

単に1人からモテれば非モテにとってはそれで充分だから、というわけでもなく、

表向き特定の人間からモテている人間は、2人以上からも同時にモテているからです。

正式に付き合っているのが1人でも、周りから好感を持たれていますよね。

(ただしこれは男性の場合です。女性は八方美人という言葉にあるように良く思われないんじゃないのかな)

モテている人間のみが発する気ともいえるあの余裕がなせる技なのでしょうか。

そのモテている人間の中でも特にプレイボーイと呼ばれる人種について考えてみたいと思います。

ただしプレイボーイだなんてなんだか雑誌の名前みたいで印象がよくありませんので、

以下、モテまくる人間と表記します。


数多くのモテまくっている人間と、通りいっぺんとはいえ接してきた結果、

特徴として、


・金遣いが荒い
・クチが巧い
・傍若無人で唯我独尊で態度が横柄


等が挙げられます。

金遣いは極端に荒いです。もう見てて、そして話聞いていてハラハラするくらい。

それが単にモテ経費とは限らないのが謎な所です。

まあケチよりは格好良く見えるのでしょう。


クチが巧いというのは決して悪い意味で扱っているのではありません。

女性というのは往々にしておしゃべりが好きなものです。しゃべることでお互いを理解し合うのでしょうか。

モテまくっている人間は普段からまるで新鮮みのないどうでもいいような話を大声で喋りまくっています。

しかしこれは同性が受ける印象であって、例えばどうでもいい話をしているのが異性だったら、

耳を傾けてしまう心理なのかもしれません。

それは親近感を持ちやすく警戒心を薄れさす効果があるのかもしれません。

現代は自己主張の時代だ、というと大げさですが、

話した者勝ちみたいな場面に出くわすところも少なくありません。

非モテは往々にして口下手であるもので、それはもしかしたら

正体不明で何を考えているのか解らない危険な男と分類されているのかもしれません。

普段あまり話をしない男が、カドが立たないように言葉を選んで話したら逆に気味悪がられる場合がありますが、

モテまくる男の場合は、とんでもない毒舌やセクシャルすれすれのハラスメントでも笑って許されています。

フリートークの場面に限りますが、モテる男が女性を怒らせた場面を見たことがありません。

このクチの巧さは非モテとしては大いに見習いたいところ。質より量、場数をこなすのが一番です。

よく喋りまっせーというレッテルを貼られ、それが受け入れられるとその後はラクなモノです。


モテまくる男の態度ですが、誰にも屈しない強さのようなモノが感じられます。

時として非モテをダシに使って軽快なしゃべりを進めたりもして、腹が立つこともあります。

目上の人に対しての言葉遣いもなっておらず、尊敬の念もまるで払っていない感を受けますが、

それが堂々と払っておらず、それを咎めるなら覚悟はできてるんだろうな?的なオーラがあります。


そしてこれらの点を複合するとあるひとつの特徴が浮かび上がってきます。

モテまくる人間はどういうわけか憎めない人間であるということです。

身近にいるモテまくりの人間を観察してみると見習うべき点が見つかるかもしれません。

見習いたくない点も同時に併せ持ってますからそれに飲まれないように気をつけましょう。


11/26(火)



〜非モテのための恋愛論〜
第7回・モテは突然に



昨日の女子高生どもとは出会いませんでした。

退治する計画が万全になると、現れないモノですね。さすが妖怪。

いろいろ考えていたら計画だけが壮大になってきましたが、

いつ実行できるかというと未定になってきました。

いつ出くわすか分からない・・・・・・・・・・・。恋も同じです。

いや全然違います!!



というわけで今日は、恋は全く予測もしないところからやってくるというお話です。

繰り返すまでもなく、私はものすごいモテない人間で、

魚釣りに行ったら釣れたのがヒトデ一匹だったというくらいモテないのですが、

この世に生を受けて21年、もったくモテたことがないわけでもないのです。

ほとんど覚えていなくせに、語るのはもう恥ずかしくて仕方ないです。

あれは小学校2年生くらいの頃だったでしょうか。

いつだったかというのもほとんど覚えていません。

ある女の子からラブレターをもらいました。

その子は私の従姉の友達でした。

当時、従兄姉は祖父母の家に同居していて、そこは私の家からも歩いていける距離でした。

日本の何処の家庭でもそうするように、お盆や正月に祖父母の家に通っていて、

そこで従兄姉やそのお友達と遊んでいました。

そこで見初められたとしか思えませんが、記憶にありません。

で、問題のラブレターですが、自宅のポストに入っていたのか、

直接手渡されたのかも定かではありません。

覚えているのは、可愛い便せんになにやら文章が書いてあって、下の方のスペースに

色ペンを駆使してカラフルに「スキ」とカタカナでいっぱい書いてあったことです。

当時の私はこれを眺め、何が何だか分からずぼんやりしておりました。

純情以前に恋が何かさえ知らず、恋に恋することさえ知らない年頃だったのです。

その当時からマセガキだった弟1はこの手紙を脇からのぞき込んで、

兄よりも遙かにこの手紙の持つ意味の重要性に気づいたらしく、

そのいっぱい書かれた「スキ」に鉛筆で片っ端から線を入れ、「スキ」にしてしまいました。

照れまくるであろう兄が恥ずかしがらないように気を遣ってそんなことをしたのか

それともモテまくった兄への憎しみがそうさせたのか

今でも全く理解できませんが、手紙の意味も弟1のイタズラの意味もよく分かりませんでした。


問題なのは、その女の子の学年が小6と年上だったかもということです。

だったかもというのは、その後、何度か自宅に遊びに来たり、

近所のやたらデカイ滑り台がある公園とかに出かけたりしたのですが、

必ず友達を連れ、3人で来ていたのです。

1人はその小6の子、もう1人はその同級生で性別不詳。

もう1人がその2人より少し年下の女の子でした。


誰かでんでろ少年にラブレターをくれた子かついに分からなかったのです。

おそらくは小6の女の子だったと思うのですが。

小2の目から見るとすごく大人に見え、きれいなひとだったと覚えてます。

性別不詳の子の性別は今でもまったく分からず、

「あんた男なの?それとも女なの?」

と訊けずじまいでした。女の子2人と行動をともにしていたのでおそらくは女の子だったのでしょう。

しかし、「あー!うんこしてー!!」とか「あーションベンしてー!!トイレどこだー!?」

とデカイ声で言ってました。

もう1人の子はあまり印象に残っておらず、僕と同い年くらいだったと思います。

問題だったのは3人ともかなり可愛い子だったということです。

しかしそのことにピンと来ていませんでした。

当時から女心の解らないことといったら、子供の頃の孫悟空を越えていたでんでろ少年は

気の利いたことも言えず、何をして遊べばいいかも分からなかったのです。

大体女の子と遊んだ記憶というと、同じアパートの子供たち全員集合の自転車レースで

チェーンに、スピードが3倍になるというスーパー潤滑油を差すという

超改造を施し、ひたすら学校の校庭を攻めていた記憶しかありません。

とにもかくにも知らない女の子を前にして、こくん・・・こくん・・・としかうなずいていなかったのでしょう

彼女たちはいつしか遊びに来なくなりました。

祖父母の家に行くといっても、年がら年中遊びに行っているわけでもなかったので、

ついに再会したことはありませんでした。

自然消滅というヤツです。たぶんその子はフラれたと思っていることでしょう。

実状は全く違うのですが。

その後は非モテ修羅道まっしぐらです。

今だからこそ思い出してタイムマシンが欲しくなるほど悔いが残る出来事です。


大体、彼女は私のどこを気に入っていたのか今でも永遠の謎です。

友達の従兄弟という背徳のシチュエーションがよかったのか、

それとも年下なのがよかったのか分かりません。

小学校の自分に戻ってよくよく考えてみて、強いて挙げるなら

同じ学校の同級生でも近所に住んでいる友達でもない、異邦人だったのがよかったのかもしれません。

私の住んでいる地域、特に小学校というのは校内恋愛が禁忌とされる風潮がありました。

禁忌と言うよりは

「○○が好きなんだってさーーー!!」
「ちがーーーーう!!」

という具合に人を好きになることは恥ずかしいことで、バレるとかわれてしまうからとでも言いましょうか。

彼女たちが通う学校もそうだったのでしょう。クラスメイトになど魅力を感じなかったのかもしれません。

でも恋がしたい。そんな日常に突如出現したひとりの異邦人に心惹かれた。

訊いてみると自分の友達の従弟で、学校は隣の校区だという。

すべてはそこから始まり、そのときに終わっていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この説が私の中で最も有力です。

そんなのは非モテの足りない脳みそで考えたこじつけだと思われるかもしれませんが。

この未熟な自分のセピア色の記憶にあえて教訓を求めるなら、

恋は予測もしない方向から思いがけなく、

ラブストーリーは突然に、です。恋はいつ訪れるか分かりません。

その日まで、あまり気負わず精一杯日々を生きているほうがきっとモテるんでしょう。

小学校低学年のあのころはいろんな意味で自分の黄金時代だったような気がします。




PS. 時折マジで語ったりしてますが、読んでいる人にそう思って欲しくはない
という矛盾した気持ちで続けてますが、感想等のメールとかちょくちょく頂いています。
時間の都合上、なかなかお返事は書けませんが、もれなく目を通して参考にさせてもらっております。
ありがとうございます。でもあんまイジメないでください。


11/25(月)



〜非モテのための恋愛論〜
第6回・ VS ブス女子高生



突然ですが、

以前私を写メールで撮って笑っていたという女子高生と交戦状態に入りました。

いつも通りの工業技術センターからの帰りの電車で

なにやらこっちをチラチラ見ては笑っている女子高生3人でした。

なーんだ、顔はブスです。

とんでもないブスです。そして心はそれ以上にブスでしょう。

名前をブス山、ブス島、ブス中と名付けました。

心のビューティーコロシアムにでも出やがれ!!

そう心の。

というか本物のビューティーコロシアムに出ている女性は

容姿に自信が無いだけで損ばっかりしているかもしれないですが、

おそらく心は天使のように美しいですよ。

なんというか私の美的感覚では、

人を嘲笑するような女性はどんな美人であってもブスに分類しますね。

というよりホントにホントの正真正銘の美人さんは往々にして性格は悪くないような気がします。

美人だが性格の悪い、いわゆる悪女はドラマの中だけでしょ。

美人さんが人を笑うなんて最低の行為をしたら、自分のイメージを下げる事態に発展しかねないでしょ?

ということで美人さんはやらないような気がします。

なんというか自分に自信がある人は決して他人を嘲笑ったりしない。

ここ7年間、決してモテることはなかったけれども笑われたりしなかった。

いつも通っている学校には、実に性格のいい女性ばかりだったことが身にしみました。

頭脳明晰な女性は決してブサイクを笑ったりしないね。

で、目の前の美人でもなく、頭脳明晰でもなさそうで

ビューティーコロシアムにはお前が出ろ!!と言いたくなるようなブス女子高生ども。

この間、存在を確信して以来、戦う決心はついていました。

今、冷静になれば、こんなブスどもに笑われようが、

痛くもかゆくもないはずなのですが、なんというか負けたくなかった。

無視してやり過ごし、忘れてしまえばいいのかもしれない。

どうせ工業技術センターに通う生活も来月5日までで、

この電車の路線も来月5日までですよ。

しかしモテへの道は厳しく険しく、そして果てしないですよ。

ここで笑われっぱなしになったら、俺は自分の非モテに、そしてブサイクに負けたことになる。

なんでもいい、と私は対決したかったのです。

直に”闇”と出会う”対決”を。


非モテのための恋愛論
予定外実践編第一弾・勘違いブス女子高生と対決。


こっちを見ては笑っているブス女子高生にひたすらガンをつけてやりましたよ。

目が合っても相手もふてぶてしいですね。

もうモビルスーツみたいなブス顔で睨み返してきましたよ。

相手は3人、気持ちは負けてませんが、劣勢ですよ。

その女子高生どもは僕の正面に座っている友人Tの斜め後ろの席に

座っているから協力を頼むわけにもいかず、こっちは1人でガンつけです。

笑われることにいたたまれなくなって目をそらしたら負けです。

もともと凄みのきく顔ではないかもしれませんが、

殺してやるという形相を作って睨み付けてやりました。

女子高生なんて1人だと何もできないくせに集団になった途端にふてぶてしくなりますよね。

嘲笑という武器を装備します。1人では決して笑ったりできませんが、

2人以上になると男の心を刃物のように切り裂きます。

なにやら携帯をいじくり回し始めました。

ブス女子高生の伝家の宝刀・写メールです。

こっちがガンをつけているので、さすがに堂々と写すわけにはいかないのか、

何かを打っているような素振りをしたり耳に当てるような素振りをしています。

こっちを何とかして写したいようです。

もしかしたら撮られたかもしれませんし、ガンもあまり効果はなかったかもしれません。

本音を言えば胃が痛かったです。でも悪いのはブストリオだし。

果てしなく続くと思われた小競り合いもいつも降りる駅が近づいたことで終わりかと思いきや

ブストリオが降りる駅は私と同じ駅です。

しかし決して先に降りて相手に背を向けたりしてはいけません。

そうすれば背後から笑われることは目に見えてます。

ブストリオの背後3メートルくらい距離をおき、

ブストリオに殺気をぶつけつつ電車を降り改札を出ます。

何度か振り返ってこっちをチラチラ見ますが、

そのたびにものすごい形相で睨み付けてやりました。

駅から出てもしばらく僕と同じ方向に歩いていきます。

ブストリオは時折早足になっていますよ。ふてぶてしいだけに見えても

実は結構なプレッシャーなのでしょうか。

商店街に差し掛かったところで、いつもの曲がり角で曲がって家路につきましたが、

次回はひたすら後をつけてやろうと決めました。

後をつけるだけでなくこっちからも反撃をしてやろうと思います。

それに先だって読者のみなさんのご協力を本気でお願いしたい!!


明日以降の平日午後7時頃、私から電話をかけても構わないという方、

こちらに、連絡ください。

相手に聞こえるよう、大声で電話で盛り上がりましょう。



「今さ、いつものブス3人の後をつけつつ帰ってるんだけど、本当にブスだよ!
でも自分で可愛いと勘違いしているみたい、もうE.Tみたいな顔なのに!!
じゃ、5分後にまた連絡するよ。」



本気で募集します。負けたくないです。

いえ絶対に負けられません。今日は自分の中での判定は負けました。

この戦いはブス女子高生との戦いでありながら、自分との戦いであります。

モテない己に勝つ、ということ。

この戦いに勝ち抜き、モテへの階段を3段とばしで駆け上がります。

なに、こっちは勝ち目がある戦いですよ。来月5日以降はあの路線の電車には乗らないから。

ブスどもの学校で問題になってもまず足はつきません。

力を貸してください。お願いします。


11/24(日)



〜非モテのための恋愛論〜
第5回・非モテの美点



昨日の第4回で非モテにメリットなどないと偉そうなことを書いたところ

今日になって自宅のポストに炭そ菌が送られてきました。

というウソはどうでもいいとして、

非モテでいることのメリットは存在しないということで、

非モテという人種の良いところは存在しないということではないのです。

非モテにはモテる人種よりも優れている美点もあるのです。

モテ人種になってもこの点を忘れないでいておいてほしい。


第一にひとつひとつの恋愛の重みを知っているという点です。

中学時代、ある同級生にこういう人物評をされました。

「お前は彼女とかできたらものすごく大切にしそう」

裏を返せば、それくらいモテまでの道のりは遠そうだ、途中で息絶えそうだ。

と言っているような気もしますが。

でも裏であれ表であれこの人物評は的を射ているような気がします。

そして大切にされる彼女は今のところいません(泣)


モテる人間はというのは往々にして相手を大切にしないような気がします。

大切にしたいという意志があろうとなかろうと結果として。

例えば芸能人。モテるのをいいことに金までもらっているとんでもない人種です。

テレビをつければ、何組の芸能人カップルが今まで離婚しているか数えきれたもんじゃないです。

私には別れるカップルを的中させるというスタンド能力であって、

誰も信じてくれませんが、私は安室奈美恵/アドンかサムソンか知らねーあのダンサー

夫婦の離婚を予言してました。

ただ、電撃結婚当時にテレビを見ながら「どーせ別れるって」と言った趣旨の発言をしたところ、

一緒にテレビを観ていた安室ファンに「うるせー!せめてファンとして祝福しろよ!」と頭を引っぱたかれたため、

以後は黙ってましたが、何年もしないうちに見事に別れました。

何もガンダムのパイロット夫婦に限ったことではありません。

世の中には喫茶店で茶を飲むような感覚で付いた別れたを繰り返す輩がいます。

パートナーを取っ替え引っ替えのモテ人間を決して羨ましいとは感じません。

恋愛を軽いものと捉えていないのではないか、とやっかみたくなる気持ちがあります。

相手との意志疎通が足りなかった、要するに思いやりが足りなかった

ために回避できる問題を回避しない結果だとも思うのです。

離婚なんて事態になったら理由がどうあれ、合意がどうであれ、

互いをどうしようもなく傷つけてしまうものではないでしょうか。

モテる人間にとては恋愛など人生経験だとか芸の肥やしに過ぎないのでしょう。

私たち非モテにとっては苦労の末、神から選ばれし者にだけ与えられる

かけがえのない理想郷なのです。

愛することで傷つくことを恐れていると思う人は思うでしょう。

ここで言いたいのは、非モテは何よりも相手を第一に大切にしたい、

という気持ちを先立たせる事ができるということでしょうか。



もうひとつの非モテの良いところとはですね。

今日、私はハウステンボスでバイトでしたが、

ある若く美しい女性にこう話しかけられました。


「昨日、このあたりで手袋を落としたんですけど、届いたりしていないですか?」


この寒さも日ごとに厳しさを増し、手袋がないとそろそろ辛い季節。

きっとその細く美しい手にはシックな皮の手袋がよく似合います。

かつてその手で愛の言葉をつづり、好きな相手を抱きしめ、誓いの指輪を握りしめたその手には。

将来を誓い合った相思相愛の恋人と死に別れてからの彼女は、

刹那的で何も満たされることのない恋愛を繰り返し、

彼が白磁のように美しいと言ってくれたその手に目に見ることができない傷を増やし、

ポケットの中で繋ぎ合ったあのころよりもずっとずっと冷たくなっていった。

あのころのぬくもりを取り戻したい。この手を暖めたい。

無意識のうちに彼女は手袋をつけるようになっていた。

周りからは過去を乗り切り、ようやく落ち着いてきたと思われるようになった。

本当はただ手袋をつけることで自分の寂しさを紛らわすことを覚えただけだ。

この手袋をなくしてしまったらもう誰も私を暖めてくれはしない。

この世の総てが信じられなくなりかけていた彼女が偶然に訪れた観光地で話しかけた

容姿もどうってことない、むしろブサイクな部類に入る青年。

そう、僕こそが彼女の中でずっと捜し求めていた手袋になるとは

その時の僕も彼女も思いも寄らなかった。



と言う具合に想像力がさえ渡るということです。

そしてその想像力は世界さえ動かしてしまいかねないほどに。


11/23(土)



〜非モテのための恋愛論〜
第4回・非モテのメリットとデメリット



モテないことによるデメリットはいくらでもあるが、メリットなんて存在するワケないとお怒りの非モテの方は

心が北海道の雪解け水のように美しい正直な方です。

大概の人は自分の意見であれ、世間一般の風評であれ、

それなりに挙げることができるのではないでしょうか。

本当はモテない人間がさも恋愛の酸いも甘いも知り尽くしたように

彼女がいないメリットを理路整然と語る事があり、その嘘臭さというか虚勢ぶりにうんざりすることがあります。

そして何故か、自分の特技は彼女がいないメリットを

心の奥底で詭弁だと思いつつ語りまくったりすることでもあります。

いや語るのはそんなに得意でもないですね。

むしろそういう話にうんうん解るよ、と調子を合わせることが得意です。

調子を合わせるといってもウソ元彼女の話はタチが悪いですね。付き合ったことないくせに

「前に付き合った女とは映画の趣味合わなくてよー」

なんて言ったりするヤツです。

それよりも私のようにすぐ人の話に信じてしまう非モテには

現在進行ウソ彼女の話を聞く方がよっぽど楽しいです。


さてあなたの中にあるメリットを見栄をはるつもりでなく幾つか挙げてみてください。

私が思い当たるのはこんな所でしょうか。


・お金がそれほど減らない
・時間を自分の好きなように使える
・男同士の友情という固い絆


少ないですね・・・・非モテのメリットというと悲しいほど少ない。

しかも理由として弱々しすぎますし。

モテる人間が諸々の事情により独り者に戻った事によるメリットは結構あって

これからのモテるという人間にも参考にもなるらしいのですが、あまりに痛々しいのでここでは取り上げません。


確かにモテることで疲れることはあるそうなんです。

でもこれらのメリットを楯にして、彼女がつくらないのが得なように

言い聞かせ自分がモテないの正当化していりるのでは?と考えを切り替えるため、

逃げ道としてあえて否定してみましょう。

お金が減らないというメリットですが、これを否定するのは大変ですね。

どんなに恋愛で大切なのは気持ちだ心だと言っても

まあ現実的な問題として金銭的にも時間的にも余裕は必要だそうです。

それを嫌がっちゃダメだとか、という議論はひとまず置いて

少しでもいい服を着ておきたいとか、いい店に連れて行きたいとか

モテる人間の心理としてはあるんだそうですよ。

財布の中身が気になりだすのは水道が止められそうになってからだそうです。

いざモテれば金銭感覚が大きく変わってしまうんだそうですよ。

あくまで人から聞いた話で体験したことがないのがとてもとても悲しいですが。

この問題には非モテとして貯め込んだ金を、使う予定が未だ無い結婚資金にでも使うのか、

としか言いようがありません。

現実問題として、清貧でギリギリ生活をしている人にはなんとも・・・・

まあ世の中にはモテたうえにお金をもらって生活するというホストなる外道な人種がごく希にいるそうなんですが。




時間を好きなように使えるというメリット。

好きな相手と休日を過ごす幸せに勝る至福の時がこの世に存在するでしょうか?(いや無い)

あるかもしれませんが、非モテの価値観としで言わせてもらうと

そんな時は存在しないと断言できます。


モテだした途端カッコつけて「付き合っても束縛されるのは好きじゃない」とか

ドラマかラブソングで覚え立ての束縛なんて言葉を使いながら

夜中に彼女へ電話していた弟には本気で殺意を覚えたものです。


最後の男同士の固い友情などモテの前には優先順位は遙かに下です。

私ならモテるためなら平気で友情を切り捨てる自信があります。それくらいモテたい。

そしてそれを気にしないのが本当の友情というものでしょう。

「新婚に勝る義理なし」という言葉がありますが、

友情を継続させるにはこれを前もって肝に命じておくべきではないかと。

以前、急にモテモードで私の前に現れた後輩に、出会い頭に

「何しに俺の前に現れたっ!!」的な発言を浴びせ嫌がらせをしたことがありますが、

それも心の奥では「おめでとう、よかったね♪」

と思いつつ、照れ隠しで言ったということは非モテの心理に詳しい方ならすぐ理解してくださると思います。

むしろモテをむさぼって態度が横柄になりすぎた赤の他人様バカップルに一番腹が立ちます。


非モテのデメリットに関しては言うまでもないでしょう。


非モテのメリットは、言い換えればますますモテない現状から抜け出せなくなる

デメリットであるということを覚えておきたいものです。


11/22(金)



〜非モテのための恋愛論〜
第3回・なぜモテないのか



我々非モテはなぜモテないのでしょうか。

それさえ判って、さらに克服することさえ出来れば

人間誰しもモテ道まっしらだというのに。


異性を前にすると緊張して話ができない、ファッションセンスがない、

共通の話題がない、女心はわからない、金がない etc....

心当たりは多すぎて多すぎていちいち紙に書いていたら

奈落の底に落ちて二度と抜け出せないような気分になります。


突き詰めれば理由は簡単。非モテがモテないのはブサイクだからです。

ブサイクでなくなるなら、例えばジャニーズの誰かに変身できる能力が

天使により授けられるのなら労せずあっという間にモテます。

しかしここで注意してもらいたいのは、ここでのブサイクは自分主観で思うブサイクだということです。

過去に自分以外の誰かに

「あんたの顔はブサイクだ。もうこの世のものとは思えない。

あんたの顔だけでSFXが撮れるよ。もうマタンゴだマタンゴ。ダダでもあってザラブ星人だ。ケムール人でもいい」

と言われて、もしかしたらブサイクなのかなぁと思い始めたのかもしれませんが、

あくまで自分の主観でブサイクだと感じてしまったら

非モテという不毛の道に一歩踏み出してしまったのです。

モテ道を逆に一歩進んだのです。


私もハウステンボスでバイトする日は1日に3桁近いカップルを見かけますが、

中には非モテである私が、カップルへの憎しみの炎を、消火が終わっても粉を吐き出し続け、

頼むから最後まで使いきる原始的な機能は改良してくれという消化器で煙を空にもうもうと吹き上げながら消し、

慈愛溢れる心、同類相哀れむ心でジャッジしてもブサイクにしか見えない男性に

絶世の美女がくっついて仲良く談笑しているというカップルをよく見かけます。

あのアンバランスさにはどんなドラマがあったのか、到底想像も出来ませんが、

モテている人間は顔の造作が客観的に見てどうであれ、

必ずと言っていいほど雰囲気には余裕があります。

どんなに好意的に解釈してもブサイクとしか言いようがない人であっても、余裕があります。

そしてその余裕は、私たち非モテを「自分はこの人よりもっとブサイクなのではないだろうか?」

と追いつめることもあります。

モテるから余裕があるのか、余裕があるからモテるのか。

それは卵が先か鶏が先か、というパラドックスと同じなのでここで問題にはしませんが、

あくせくしている人間にモテは訪れないのかな、と思います。

その余裕は、おそらく自分はブサイクだからという、もしくはそれに関連する

思考を全くしていない所からくるのではないでしょうか。

それならば彼らを見習おうではありませんか。

現状がどうであれ、ブサイクだと思い詰めるのは良くありません。

前向きに考えてもなかなか思うようには行かないものですが、

悪い方に考えていると本当にその通りになってしまいます。

ブサイクだと悩む時間を自分の生活から少しでもなくす事が大切です。

厳密には自分がブサイクだと気にしている時間の長さでは無いのですが、

あまり気に病まないようにする事が大事だとでもいいましょうか。

ブサイクだと考えてしまわない思考形態に脳を造り替えることが重要なのです。

あえて忙しさに忙殺されるのもいいかもしれません。

新しい服を買うのもいいかもしれません。

モテそうな趣味を初めてみるのもいいかもしれません。

別に「こんなのは自分らしくない」と考える必要は無いのです。

服や装飾品は人が身につけるために作られているのですし、

趣味は人に迷惑をかけないなら何をやろうと勝手です。

理想的には他人がどう言おうと自分はモテ顔であるとコードのいっぱい付いたヘッドギアを装着して

あぐらをかきつつ、ぴょーんぴょーんと跳ねるながら思いこむことが一番なのですが。

こういった類の現実的な変身はどちらかというと男性よりも女性が実践力があります。

どういったいきさつがあったか到底分かりませんが、急に変わったりしますよね。

女性はいいですよね。服装やお化粧や小物なんかでいくらでもドレスアップできる。

そして顔の作りそのものが変化するわけでもないのに、印象が大きく変わってしまうものです。

何よりも「こんなのは自分らしくない」という、非モテ男性が陥りがちな

つまらない枷がない。この辺は多いに見習いたいものです。

もしかしたら女性の心理を理解するのに一役買うかもしれません。


今までのモテない自分史という闇の中で十分すぎるくらい苦しんだのだから、

これからの自分はカッコイイ、と勘違いするくらいでも丁度良い、

むしろどんどん勘違いしろと言いたい気分です。


11/21(木)



〜非モテのための恋愛論〜
第2回・世の中はモテにあわせて動いている



このサブタイトルが真実なら、モテない人間を生まれながらに置いてけぼりにしていますが、

夢からさめて布団から出ると世界にはモテが溢れているます。

歌謡曲ではLOVEとLIFEが永遠のテーマですし、

テレビという業界はアイドルもタレントもアナウンサーもモテる人間ですし、

恋愛ドラマはいつの時代も高視聴率ですし、

漫画、小説、ゲームの主人公は総じてモテます。

サブカルチャーにおいて、程度のこそあれ、モテが不可欠な題材です。

芸術だってモチーフが人間でない場合や、ある主観でのみの美だとしても、

美ならばそれだけでモテと結びついているといってよいでしょう。

現代においてモテの要素が入っていない文化は存在しないとまで言われています。

認められたい、仲間になりたい、何かを表現して伝えたい。

人と関わりを持ちたい、ということは、煎じればモテたいということなのです。

そんな中、モテない人間(人と関わりたくない人間というわけではありません)

は時として、モテる人間の理論やモテる人間の思考形態から生まれた文化に違和感を感じることがあります。

知らないうちに楽しむために存在する文化に追いつめられる人もいます。

中にははっきりモテ文化は薄っぺらな文化、と拒絶する人もいます。

私が高校生くらいの頃でしょうか。

ネガティブな思想やエンターテイメントが台頭し、

あらゆる文化に影響を与え、そして一過性のブームでは終わらず、

文化の中に確固たる地位を築きました。

ぶっちゃけ猫も杓子も碇シンジが盗んだバイクで走り出していました。

チョコボール向○とあだ名されていたクラスのリーダー的存在でサッカー部のGKに

街でばったり会ったとき、一緒に映画版を見に行かないか?と誘われたときは驚いたものです。

世紀末という言葉で括ってしまえばそうでしょうし、

生きることの本質を追求した文化だといえばそうだとも言えます。

21世紀になった今でも文化のみならず社会に色濃く影を落としながらも、

最近になってからは落ち着いてきました。

ひとつのテーマ・題材であった、ということで整理している評論家もいます。

ここ最近は90年代初期の軽いノリの文化が、

要するにモテ文化が再び幅を利かすようになってきたように思えます。

細かいところにスポットを当てると、昔よりもっと混沌しているような気もしますが。

どの文化が優れているかは私のような若輩者には解らない。

しかし形而上学的に見ると、それぞれの文化に特性はあっても、優劣はありません。

1000人いればライフスタイルも価値観も1000人通り時代になってきました。

それと同時にモテ文化はますます多様化すると思われます。

モテ方に明確な答えがないため、モテは扱いやすくもあり、同時に普遍的な重みがあるのです。

いつの時代でも流行りであり、題材なのです。

世の中はモテというひとつの概念に合わせて動いているのであって、

モテる人間に合わせて動いているのではありません。

その普遍性ゆえモテない人間は、追いつけないと焦りを感じたり、

相容れないと絶望してしまいがちですが、モテ文化は決して私たちを拒絶したりはしません。

モテないからといって自分の居場所はごく限られていると思いこむ必要はありません。

あくまで流行りであり、単なる題材なのです。

世界標準ではありません。無理に背伸びする必要もあえて自分を歪める必要もないのです。


私のようなモテない人間は、この季節の華やかな街のイルミネーションには

どうにも素直に綺麗だという感慨を抱けないものです。

それは社会人になったばかりの青年が履き慣れない革靴を履いて足にマメが出来るのと同じで、

単にモテ文化になじめていないだけなのです。


11/20(水)



ここ最近の工業技術センターへの出張研究という毎日に

日記に書けるような事件はなかなか起こらないという袋小路に追いつめられていました。

確かに、研究は勉強になる。出会う人々の話は面白い。

しかし、日記に書けるようなコトというと、ムスコを負傷させたりとか研究と直接関係ない話ばかりです。

なにか日記に代わる更新はないかな、といろいろ考え、

出張研究が終わる来月の12月5日まで、こんな読み物を連載する事にしました。

題して


非モテのための恋愛論


始めから終わりまで心底真面目に語ってみたいと思います。

それでは第一回









〜非モテのための恋愛論〜
第1回・従来の恋愛論はモテる人間が書いている



恋愛において教科書とは存在するのでしょうか。

出会いから交際、結婚、夫婦のあり方に至るまで

明確な教科書があればこれほどありがたいものはありません。

しかし残念ながら、これを読んでおけば、非モテから脱却できるという

特効薬的で夢のような教科書など存在しません。

しかし巷にはファッション雑誌から恋愛の指南書的な出版物まで

ありとあらゆる恋愛論が溢れていうように見えます。

しかし注意深く観察してほしい。

それらの恋愛論は総じてモテる人間が書いたものではありませんか?

昔はモテなかったがモテるようになった人間が書いているのかもしれませんが、

やはりモテる人間であることにかわりはありません。

そして、ここも重要なのですが、これらの恋愛論は、

モテる人間を対象読者としているのがほとんどなのです。

これは職人が弟子に匠の技を教えるようなものです。

彼女とうまく付き合うにはどうすればいいか、といった特集はあっても

彼女をゲットするにはどうしたらいいか、という特集はなかなかお目にかかれないのと同じです。


確かにモテない人間が恋愛の達人に相談にのったり、

こういうケースがあるよ、といった具合に取り上げられたりする場合もありますが

そういう場面で頂戴する意見は、非モテの本当の立場を解しない

その場しのぎのアドバイスなのです。

仮にモテない相談者にとって有益なアドバイスだったという場合もあり得ます。

しかし同じモテない人間であっても、同じ人間ではないため事情が違う。

相談者と違う人間がアドバイスを即実践するのは土台無理な話です。


確かにモテる人間は、体験した世界がモテない人間とは大違いです。

その豊富な経験を基に、的確なアドバイスが出来るかもしれません。

それはモテない人間が陥っている閉塞状態から救うかもしれません。

しかしモテている人間にモテない人間の気持ちなど絶対解りません。

私たちモテない人間がモテる人間の気持ちが解らないのですから。


これは、おそらく日本で5番目くらいにモテない筆者がモテないまま、書きつづる

世界で唯一無二の非モテの非モテによる非モテのための恋愛論です。

お付き合い下されば幸いです。


11/19(火)



〜母は万引Gメン〜 序章第3回
序章第1回
序章第2回



近所のディスカウントストアでパートをしている母が、

今日、万引中学生を捕まえたらしい。

なんでもカワイイ顔した中学一年の男子だそうで、夕食時に気炎を上げていた。





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

本舗発公開!恐るべき万引の手口!!


まず、万引キスト(マンビキストと呼んで下さい)は

なんの変哲もないのチョコレートを普通にお金を払って買うらしい。

次にこの容疑者は、レジの店員に「ビニール袋をください」と袋を頼むらしい。

店員が袋を渡すと、何気ない顔と仕草でチョコをその袋に入れて、再び店内を見て回る。

ここから犯行のスタート。

先程店員から渡されたチョコの入ったビニール袋に

めぼしい品物を店員の目に付かないように入れて行くそうだ。

そして何食わぬ顔でチョコ以外の品物がいっぱい入ったビニール袋を携えて店を出る、という手口。


一連の犯行にはいくつかの恐るべき特性がある。

ひとつめは、万引キストが一度は普通に店の品物を購入している点。

店員の警戒心を解かせ、さらにカムフラージュ用の店のビニール袋を

手に入れ、万引をしやすくなるという効果がある。

ふたつめの特性は、万引キストが店員と接触を持っている点。

窃盗に類する犯罪はできるだけ人目に付かないように行動する、という店側の心理を、

逆手にとる恐るべき手口。傍若無人としかいいようがないが、

やはり警戒心を解かせるのに一役買っているようである。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−





とまあ、こんな感じだったそうだが、百戦錬磨の万引Gメンである母の目は誤魔化せず、

この万引キストはあえなく御用となり、名前や電話番号などを聞き出され、

これは恐ろしくて聞けなかったのが、地獄の一丁目を見てきたことは間違いない。


さて、母はこういう日、大変な怒りようで、

どうしたら万引はなくなるだろうと、よく相談を持ちかけられる。

よく万引される品はヘアワックス。

だったら中身が空っぽの容器だけを見本として売場に置いて、

【ヘアワックスを所望の方は、店員にご申し付け下さい。】

という張り紙をしておけばどうだろう?

いわゆる靴屋方式である。

それを提案したら、母や弟から大絶賛を受け、メチャ頭イイ!と誉められる。

小学校のテストで100点とったときもそんなに誉めてくれなかったじゃん・・・

こんなのは考えればいくらでも思いつく、

あらかじめ全てのワックスの中身を、水か何かと取り替えておいて、

きちんと買うつもりでレジに持ってきた普通のお客さんの場合は

店のシールを貼るフリをして、レジの下に隠しておいたホンモノとこっそり取り替えるというのもある。

とられる品は割と決まっているらしいので、そう無理な対策ではない。

盗られても実は中身はただの水!!開けた途端、服に水がかかって万引キスト大慌て!!

ワハハハハハ!!



でんでろ「バーカとか書いた紙なんか入れておけば、悔しがるよ」



母「やっぱりお前だったか!とか書いた紙を入れておけば?」



それナイス案!!さすが万引Gメン!

いろいろと揉めたが、とりあえずワックスはレジにて販売で落ち着く。

以前から考えておいたポスターも早く作らないとね。


11/18(月)



ネットをやっていて迷惑なモノのひとつに広告メールがある。

新聞についてくる広告は生活に密着している有益な広告が多いのでまだ許せるが、

頼んでもいない広告メールはまったく役に立たない上に、削除の手間もかかって本当に迷惑だ。

少しでも予防しようと、受信拒否メールアドレスを記して送ってくる広告メールには

今は面倒でも、「今後広告は送らないでくれ」という内容のメールを送るように心がけていたら、

その甲斐あって最近になって結構減ってきた。

それでも網の目をくぐるような新勢力からの広告メールは途絶えることはない。

ある日、あるコテコテの出会い系サイトからの広告メールが届いた。




件名:  未承諾広告*


<事業者>東北××事務局
【送信元メールアドレス】
info-genki@mbf.nifty.com
【受信拒否メールアドレス】
genki@mbi.nifty.com
【住所】福島県△△△○○○□□□
【電話番号】024-961-○×○×
【宣伝先URL】
話題の出会い系サイト
◎http://d-step.net/
○http://d-spot.net/
◎http://d-call.net/
◎http://love-call.net/
◎http://who-who.com/
●http://erimaki.com/

◎有料月額制
○有料ポイント制
●男女無料





まったくどこで砂漠の海をを一ヶ月漂流した修道者のような渇いた俺の青春を察知しているんだ

とぶつぶつと心の中で思いながらも

受信拒否メールアドレスにメールを送る。

するとある日、この広告拒否メールに返事が返ってきた。




件名:  Re: 広告について

大変申し訳御座いませんでした。こちらの手違いにより重複送信してし
まった可能性があります。深くお詫び申し上げます。
受信拒否にさせて頂きます。東北××事業部


<k-n★try-net.or.jp> wrote:


> なんだよ毎日うぜぇな!!
> 送る相手をよく確認しな!!
> 俺はネット界きってのモテモテ君だからこんなの興味ないの!!
> どれくらいモテモテか教えてやると、自宅のプールに金髪ナイスバディの美女が30人
> 3交代制で常に待機して、俺の帰り待っているくらいモテモテなの。
> ま、最近は毎日違う女の家にしけこんでいるから、どうしているか知らねーケドよ。
> 今日も街を歩いていたら、女という女から声をかけられて、
> 「オレの体はひとつなんだ」
> と言っているのに聞いてくれないくらいモテモテだったぜ。
> 好きな食べ物は当然女体盛り。
> 職業は銀座の最高級ホストで、もちろん指名は常にナンバー1。
> こんなチマチマした広告の配信で収入を得ているあんたとは違うの!!
> こんなモテモテのオレでも1人だけ思うようにならなかった女性が1人いたな。
> あれは高校時代の家庭教師だった。
> ま、優秀だったから必要はなかったんだが、家の箔つけのために
> 頼みもしねーのに母親が勝手に頼んだんだ。
> ま、オレはそのころから頼みもしねーのに小遣いをくれる女が100人はいたからよ。
> その家庭教師もそのクチだと思っていたが、全然なびきやしねぇ。
> 逆にこっちが大金をちらつかせても、正規の料金以外は一円も受け取らなかった。
> そんな彼女はオレの大学合格を待たずにオレの前から消えていった。
> ・・・・・・・・・・・・
> ちっ、なんで今更こんなコト思い出してんのかな!!
> 二度とこんな広告送ってくれんな。
>
>



返信するならこっちのメールの内容は削除しろよ!


ここまでぐうの音も出ないほど見事なカウンターは初めてだ。

この>が行頭についた文章は、10/8にあまりの広告メールの多さに腹が立って考えた文面。

この日記の最後に

一件でもいいから返事帰ってこないかな。

と思いっきり書いてるだが、まさか帰ってくるとは。

送りつけた珍妄想を相手に見られるのは全然平気、というより見せるために送っているのだが、

その力を逆に利用されるとなるとここまで恥ずかしいとは・・・

敵も相当な達人だ。リフレクというよりは合気の技ですな。

返信すら送るか!と思わせるくらいの受信拒否メールをもっと研究しないと。


リフレクは受信拒否メールアドレスは書いてあるが、実がそれが実在せず、
送ったメールがそのまま自分に返って来るという技。
恥ずかしさは無いが、メールに割いた手間がそのまま水泡に帰すという精神的ダメージがある。


11/17(日)



今日は実用英語検定、補助員のバイトをしてきました。

英検ですよエイケン。

買う時の恥ずかしさは○ブひな・ふたり○ッチと互角の漫画ことあのエイケン。

買ったコトないけどね。

英検の補助員は今日で3回目で、記念すべき第一回目は去年の今頃にやっていた。

第二回は暑かったこと以外はよく覚えていない。

で、今日は3回目。


朝から学校の寮に寄り、後輩のSくんとその友達連

を乗せて、S女子学院に行く。途中、一度は来た道にも関わらず道に迷うが、

迂回一回でたどり着けたので方向オンチのでんでろとしては上出来。

S女子学院は女子校で、人によってはイロイロ変な妄想をやってしまいがちだが、

もう俺的に女子校なんて全然ダメ。

女子高生なんて大キライだーーー!!

先週、帰りの電車で女子高生に理由も解らず笑われてしこたま傷付いた傷跡も生々しいため

女子校なんて行くと想像するだけでも吐き気がする。

大体、普通に席に座っていただけで何にも珍プレーはやってませんよ。

一緒に乗っていた友人Tもそれを証明しています。

そりゃあ、エライ学者さんが見たら一発で特別天然記念物に認定されるくらいの珍顔ではありますよ。

でもね・・・・


写メールで撮るなんて酷すぎる!


(あとになって友人Tが実はね・・・と教えてくれた。できれば一生知りたくなかったよ)



きっとあれだ。写メールで友達とかに送りまくって、いつの間にか



「この画像を10人に転送しないと、あなたはブスになります」


とか不幸のチェーンメールに変化したりするんでしょ!?



このときはマジで知らない世界に逃げたくなった。

まあこういういきさつで女子高生には嫌いという感情を通り越して嫌悪感まで抱いているが、それでもバイトはやりました。

復讐として

S女子学院のトイレでウ○コしてやったぜ!

別に来客用のトイレですよ?

二十歳過ぎてから女子トイレでウ○コしたことが2回ほどありますが、まあそれはまた別の機会に。



というか、これは人生のトラウマ・ワースト10に入るほどのエピソードなので、公開は84年後を予定していますが。


「へっ!相変わらずいい匂いでカマトトぶってるじゃねーか!!」


と芳香剤の良く効いたトイレでモリモリッ!と大量にう○こしてやりましたぜ!!

さてミッションを終え、流そうとしたとき、あれ?水の勢いがえらく弱いぞ?これじゃウンコが流れない!?

ヤバイ!!このままじゃバイト仲間でウ○コマン呼ばわりされてしまう!!

なんてことだ!!今日は女性のバイトさんも大勢来ているのに!!

焦って水を流しまくったら便クンもようやく重い腰を上げてくれました。

ホッと一息。


女子校なんて嫌いだが、いやでもいろいろ目に付いてしまう。

ある教室には、このS女子学院の体育祭の模様を撮影した引き伸ばし写真が飾ってあった。

パン食い競争をしている生徒の、今まさにパンに噛みつかんとするモノスゴイ形相の顔写真が

写されていて、やっぱり女子高生なんてこんなもんだ、と何かを悟りを開けたような気分になる。

さて、この日は朝が早かったのも関係してとにかくキツイ、眠い。

仕事が外国人の先生が待機する複数の面接場所に受検生を

まんべんなく誘導するという非常にラクな仕事で良かった。


女性が多い環境でのバイトだったのでモテLv.も上がりまくり!





「あのぅ、トイレどこでしょうか?」 by某受験生の女子中学生



レベルが3上がった!!


「トイレ行きたいんで、しばらく見ててもらっていいですか?」 by受付のバイトの女の子



レベルが5上がった!!



トイレへの道を訊かれるのはもう、女性に警戒心を起こさせないオーラ、言い換えればモテオーラが出ているということ!

さて、帰るときになって

スリッパにでっかくトイレと書いてあるのに気が付いた。

・・・・どうやらウ○コしたときに来客用から履き替えた便所スリッパをずっと使っていたらしい。

この日の受験者は1000近くいたが、ほとんどが女性ばかり。

誰かは気が付いただろう・・・・

ありがとう。誰も知らせてくれないで。

ありがとう神様ほんとうにありがとう(涙)




11/16(土)



今日も昨日と相変わらず腰痛に苦しんでいます。

せっかくの休日なのに家で動けなかった(涙)

ああもうコレは椎間板ヘルニアに違いない!

ヘルニアですよヘルニア!

もうウ○コに這って行かなくてはいけないと評判のヘルニア。

必殺仕事人に障子越しにボキッと折られる症状。

ウルトラマンを苦しめた猿人みたいな植物怪獣。

それはケロニア。

まあ、別に立って歩いて回れるからそれほど重傷ではないのだろうが。



腰痛でひとつ思い出したエピソードがある。

あれは俺が小学校2年の頃だっただろうか。

ウチの親父がバスの運転手になる前で、4t程度の長距離トラックの運転手をやっていた。

福岡の方の事業所に泊まり込みで仕事をしていて、帰ってくるのは毎週の日曜だけだった。

ある日曜、親父が帰ってきてから、腰が痛いと言っている。

いつもガタイはデカイ、ガラは悪い、ハゲは光っているという

子供の俺からは今以上に偉大で逞しく、そして強そうで恐ろしい親父が

真っ青な顔をして、どうにもこうにも腰が痛いんだ、と唸っているのを見て、

全く心配も同情もしなかった。(何を痛がっているのか解らなかっただけ)

その後病院に行って、看てもらったそうだが、

どうもトラックの荷台からヒョイと飛び降りたとき、ゴキッ!とイッてしまったらしい。

帰ってからいつも通りブリーフ一丁スタイルの親父だが、

その下半身を見て、怪我や病気、特に骨格や間接系の怪我には疎い

子供のころの俺でも何だコレ!?と思った。



      

人間の腰がこんな風に曲がりますか!?



日曜のサザエさんのオープニングで果物の中に入っているタマが

上半分の抱えてくねらせている腰の動きをストップしたように曲がっているの!


小2の俺は、あまりに痛そうだったので語彙のない思考回路で「こしいた」と命名。

以後、家族の誰もがこの怪我を思い出すとき、

この曲がりを「こしいた」と呼んでいる。